2009年07月08日
西島洋司(にしじまようじ)氏(65)
医療法人社団親和会西島病院理事長
西島洋司(にしじまようじ)氏(65)
"健康都市"へ医療提供
ー医師不足をどうとらえていますか。
「どんな時も、需要があるところに医師が集まり、いい医師を頼って患者が来るという仕組みは変わらない。開業以来、『断らない』を信条に寝食を惜しんで患者を診てきた。つらいこともあるが、今も続けているのは患者さんの感謝や喜びの声を聞くことができるから。医療の提供を労働と思わず、いい医療のサービスをしようという意欲的な医師が増えてほしい」
ー地域医療に大切なことは何ですか。
「地域医療の根幹は救急。何かあったら近所の病院にすぐに診てもらえるという安心感が、医療への信頼につながる。また、病気の予防につなげる教育ができるのも地域ならではだ。住民との1対1の対話を通して、見落としがちな病気の初期症状を見つけることが重要。地域の民間病院は、予測外に起きる病気の発現に対し『無理をするのは当然』という覚悟と努力が必要だと思う」
ーファルマバレープロジェクトへの注文は。
「さまざまな研究が東部地区を中心にして行われていることは、地域医療の質の向上につながり、将来的に再生医療も発展させることができる面白い取り組み。東部は伊豆、富士山、駿河湾など自然が多い。今後、東部一帯で自然を生かした"健康都市"を目指し、患者を減らす医療ができたらいい」
【西島病院】1981年、西島脳神経外科医院として開業。1994年に医療法人化し、現在病床数は144床。診療科目は脳神経外科や神経内科など12科目で常勤医師は14人。専門医師の指導・育成や研究に取り組む「脳・脊髄(せきずい)・神経・心臓センター」と「脳卒中センター」を持つ。沼津市大岡。
(静新平成21年7月8日「熱き地域人」)
西島洋司(にしじまようじ)氏(65)

ー医師不足をどうとらえていますか。
「どんな時も、需要があるところに医師が集まり、いい医師を頼って患者が来るという仕組みは変わらない。開業以来、『断らない』を信条に寝食を惜しんで患者を診てきた。つらいこともあるが、今も続けているのは患者さんの感謝や喜びの声を聞くことができるから。医療の提供を労働と思わず、いい医療のサービスをしようという意欲的な医師が増えてほしい」
ー地域医療に大切なことは何ですか。
「地域医療の根幹は救急。何かあったら近所の病院にすぐに診てもらえるという安心感が、医療への信頼につながる。また、病気の予防につなげる教育ができるのも地域ならではだ。住民との1対1の対話を通して、見落としがちな病気の初期症状を見つけることが重要。地域の民間病院は、予測外に起きる病気の発現に対し『無理をするのは当然』という覚悟と努力が必要だと思う」
ーファルマバレープロジェクトへの注文は。
「さまざまな研究が東部地区を中心にして行われていることは、地域医療の質の向上につながり、将来的に再生医療も発展させることができる面白い取り組み。東部は伊豆、富士山、駿河湾など自然が多い。今後、東部一帯で自然を生かした"健康都市"を目指し、患者を減らす医療ができたらいい」
【西島病院】1981年、西島脳神経外科医院として開業。1994年に医療法人化し、現在病床数は144床。診療科目は脳神経外科や神経内科など12科目で常勤医師は14人。専門医師の指導・育成や研究に取り組む「脳・脊髄(せきずい)・神経・心臓センター」と「脳卒中センター」を持つ。沼津市大岡。
(静新平成21年7月8日「熱き地域人」)