2011年12月28日

羽切貞夫さん

羽切貞夫さん
 都市緑化で国交大臣表彰
 羽切さん市長に報告 沼津

 造園業を通じて、都市緑化に尽力したとして「都市緑化功労者国土交通大臣表彰」を受けた羽切貞夫さん(71)=秀佳苑社長、沼津市東椎路=が27日、市役所を訪れ、栗原裕康市長に喜びを報告した。
 羽切さんは日本造園業組合連合会理事を2期(4年)、沼津造園事業協同組合理事長を6期(12年)歴任。中央職業能力開発協会技能検定員も9年間務めるなど、長年にわたり造園技術の向上や後継者の育成に貢献してきた。現在は市緑化推進協議会の会長を務めている。
 栗原市長は「引き続き市の緑化事業に指導をお願いしたい」と話した。羽切さんは「今後は1人でも多くの技術者を輩出したい」と抱負を語った。
(静新平成23年12月28日朝刊)
  

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2011年12月21日

神戸風香(かんべふうか)さん(沼津市)

 日本学校農業クラブ連盟会長
 神戸風香(かんべふうか)さん(沼津市)

 農業高校生が学校単位で自主運営する「学校農業クラブ」は全国に391ある。計約9万人が所属する日本連盟の会長を務める。田方農業高3年。17歳。
 ー今年はどんな取り組みをしているか。
 「東日本大震災で被災した宮城、福島、岩手の県連盟に向け、義援金募集とメッセージカード送付を全国のクラブに呼び掛けた。募金は現在も継続している。これまでに約180万円が寄せられた」
 ー被災地支援に託した思いは。
 「宮城県連盟の会長から津波被害の写真を見せてもらい、言葉を失った。阪神大震災の直後に生まれ、これほど大きな災害を知らない。同じ農業高生で亡くなった人もいるし家族を失った人もいる。支援はさまざまな形で続けていきたい」
 ー会長職は本年度末まで。感想を聞かせてほしい。
 「リーダーシップの大変さとともに人の温かさを感じた。自分自身が成長する貴重な機会を得た。農業クラブには1年生から在籍し、多くの人と交流できて本当に良かった」
 ◇
食に関心を持ち、将来は管理栄養士を目指す。
(静新平成23年12月21日「この人」)
  

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2011年12月20日

與座起也君

與座起也君、鈴木梅太郎賞を受賞
 沼津市立第三中学2年 與座起也君
 「最強ボール飛ばし二〇一一」
 サッカーボールをより遠くへ

 ビタミンを発見した県内出身の科学者鈴木梅太郎を顕影する鈴木梅太郎博士顕彰会は、第58回鈴木賞の表彰を行い、市内から三中の與座起也君(二年)が受賞した。同賞は、中高生による優れた理科研究を対象にしたもの。
 與座君の研究の題は「最強ボール飛ばし二〇一一」。サッカーボールを、より遠くへ飛ばす方法について考察した。
 サッカー部員の與座君は、このテーマで研究を続けていて、昨年は山崎自然科学教育振興会による山崎賞を受賞。それ以前にも、市の小中学生科学研究奨励賞を受賞している。
 これまでの研究で與座君は、ボールを飛ばす角度や回転、ボールを蹴る個所などが飛距離に与える影響を考察した。
 今回は速度計を使い、速度が与える影響についても調べた。その結果、射出角度が四五度で、初速度が速いほど、飛距離も延びることが判明した。
 與座君は「速度の影響については、以前から調べたいと思っていた。関心のあることを調べて、それで賞を取ることもできたので、とてもうれしい」と話す。
 ボール飛距離の研究は今後も続けていく考えで、課題としてはサンプル数の増加を挙げる。
 これは、今までは與座君一人が蹴り続けた結果を基に考察してきたことから、蹴る人を増やし、データの客観性を高めたいというもの。
 指導に当たる本田敦也教諭は、ボールを遠くまで飛ばす総合力を算出するために、與座君が様々な数式を独自に考案したことを評価している。
 與座君によると、この総合力を算出するという考え方は、普段遊んでいるゲームで登場人物の能力を査定する際に、攻撃力や防御力を組み合わせて計算しているのを見て思いついたという。
(沼朝平成23年12月20日号)
  

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2011年12月16日

消防士の岡尚輝さん

 消防士の岡尚輝さん
 窃盗犯逮捕、協力で感謝状
 消防士の岡尚輝さんに沼津署

 沼津署は十三日、窃盗被疑者逮捕に協力したとして、南消防署の消防士、岡尚輝さん(22)を表彰。沼津署の守屋彦太署長が感謝状を贈呈した。
 岡さんは一日午前十時四十分ごろ、大手町のビルで建物検査を終えたところ、「どろぼう」という叫び声と走っている人影に気付いた。検査に同行していた上司の顔を見ると、追うべき、という反応だったため、岡さんは走っている男を追跡し、その身柄を取り押さえた。
 男は付近の時計店からネックレス七本を窃取しており、窃盗の現行犯で逮捕された。
 「追いかけている時は無我夢中でした。相手が刃物を持っていなくて良かった」と話す岡さんは消防署では救助係に所属。普段は人命救助に携わるほか、時には「猫が高いところから下りられなくなっている」という通報を受けて救出のために出動することもあるという。
 沼津署では「事件の早期解決に協力いただき、感謝しています」としている。
(沼朝平成23年12月16日号)
  

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2011年12月09日

杉森賢二(すぎもりけんじ)さん

スルガBVC理事長
 杉森賢二(すぎもりけんじ)さん (沼津市)

 主に県東部地域の若手経営者らが集い、地元の活性化を目指すNPO法人「スルガBVC」。本年度の法人設立と同時に理事長に就いた。本業では求人広告会社など3社の社長を務める。35歳。
 ー活動の特徴は。
 「行政、自治会、ボランティア団体、企業、学校など、多様な組織を結び付けながら地域おこしを進めている。会員は約80人。異業種のメンバーが集まって互いにアイデアを出し合い、事業として実現している」
 ーこれまでの取り組み成果は。
 「沼津市の門池公園では犬やB級グルメにちなんだまちおこしイベントを実施したほか、各地で音楽コンサートやオーディションなども開いている。いずれも個々の団体や企業では実現が難しい活動で、やりがいは大きい」
 ー将来の目標は。
 「沼津をはじめ、県東部地域の観光地化をさらに進めていきたい。地元の魅力を盛り上げながら情報を発信して、海外からも旅行客を集められるようになるのが理想だと思う」

 研究生として法政大大学院にも在籍している。
(静新平成23年12月9日「この人」)
  

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2011年12月07日

市川眞依子さん(33歳、飲食業)

市川眞依子さん(33歳、飲食業)
 まちに交流の場をつくりたい。

 
 魅力と可能性に改めて気がついた
 沼津はすばらしい環境に恵まれていますが、暮らしているとなかなか魅力に気づきにくいものだと思います。私はある時、外国人から富士山のそばで暮らすことの魅力を熱く語られ、改めて沼津の良さや可能性に気づきました。
 その後、沼津に戻った時、まちの魅力を再発見できる機会を増やしたいと考え、情報や人・物の交流の場としてカフェを開こうと思い立ちました。
 様々な交流が生まれる場所に
 沼津には商店街連盟、青年会議所等、各々の分野で活動するグループがあります。私は人から直接、生の情報を聞くために、それぞれのグループの方と積極的に話をさせていただいています。
 自分なりのにぎわいづくりの方法を探すため、伝統を大切にしながら、新しい要素も取リ入れ、実践していきたいです。
 カフェは様々な人が垣根を超えて集まることができる場所です。また、お店があるさんさん通りは、JR沼津駅と観光スポットの沼津港をつなぐ、市内外から多くの人の流れがあるところ。この場所からたくさんの交流が生まれ、まちの魅力を発信し、にぎわいづくりの一つのきっかけとなればと考えています。
(広報ぬまづ12-1「私が沼津を選んだ理由」)
  

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2011年12月07日

 杉澤教人さん(36歳、建設業)

 杉澤教人さん(36歳、建設業)
 地域に必要とされる存在になりたい


 自分の手で地域に貢献したい
 大学生のとき、阪神・淡路大震災が発生し、衝撃を受けました。東海地震の発生が心配されている沼津のことがすぐに頭に浮かびました。
 そのことをきっかけに「地元に帰って災害に強いまちをつくりたい。もっと住みよい場所にしたい」と思うようになりました。

 周りに助けられているからこそ
 私は青年会議所等での活動もしていますが、様々な場面で人と出会い、聞いた意見や学んだことを必ず仕事にフィードバックするように意識しています。地域の皆さんに支えられて仕事をしているからこそ、その地域に必要とされる存在にならなくてはいけないといつも思っているからです。
 また、そのために自分の仕事の特長を活かして、身のまわりからまちづくりを実践しています。
 例えば、自分の所属する自治会内で「神社に伸びた高枝がある」という話があれば、ボランティアで切る。
 小さなことですが、そんなことの積み重ねでまちが少しずつよくなり、身近なところから地域に貢献していければ、と思っています。
(広報ぬまづ12-1「私が沼津を選んだ理由」)
  

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2011年12月07日

土佐谷梓さん(22歳、看護師)

 土佐谷梓さん(22歳、看護師)
 患者さんを笑顔にしたい。


 住む人の健康を支える仕事
 看護学校を卒業して、地元である沼津に戻ってきた当初は意識していませんでしたが、仕事に励むうちに、いつしか生まれ育ったまちへの愛着がわくようになりました。
 今では沼津の皆さんの健康を支えることが、自分が果たすべき役割」だと思っています。

 「沼津への思い」を受け継ぎたい
 仕事柄、年配の方と接することが多いのですが、皆さんから沼津が好きだという強い気持ちを感じます。
 例えば「自分が子どもの頃沼津はどんな様子だったか」などうれしそうに話してくれます。自分のまちに対するそんな愛着や思いを私も受け継いでいきたいと思っています。

 患者さんに健康と笑顔を
 住む人が楽しい気持ちにならなければ、明るいまちはできないと思います。子どもからお年寄りまで、笑顔の源は健康でいることです。
 そのために、一生懸命働いて、患者さんからいただいた「ありがとう」を何倍にもしてお返しできる看護師になりたいと考えています。
(広報ぬまづ12-1「私が沼津を選んだ理由」)
 
  

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2011年12月07日

 小松浩二さん(32歳、青果業)

 小松浩二さん(32歳、青果業)
 農家の仕事の努力と汗を伝えたい。


 農家の生の姿を知ってほしい
 沼津で全国に誇ることのできる質の高い農作物が収穫できるのは、農家の方の努力と苦労があるからです。
 そんな農家の姿を知ってもらいたくて、撮影した映像をインターネット等で公開しています。東京で農作物を売る時は「わがまちの農家はすごいそ」という気持ちで臨んでいます。

 イベント開催で感じた可能性
 首都圏に近い沼津は、たくさんの人を集めることができる場所だと思います。この秋、被災地のサンマを提供する東北の復興応援イベントを行いましたが、市内はもちろん、首都圏からも本当に多くの方が訪れてくれました。改めて、沼津の立地の良さと、人を呼び寄せる可能性を実感しました。

 地域の魅力を届けたい
 私は農作物を通じて、地域の魅力を発信していきたいと思っています。
 気候に恵まれた沼津には、良質な農作物を収穫できる環境があります。農家にとっては課題も多い時代ですが、農作物の質の高さが求められることは変わりません。これからも農家と消費者の橋渡し役でいたいと思います。
(広報ぬまづ12-1「私が沼津を選んだ理由」)
  

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2011年12月03日

赤沼さん(沼津高専)優勝

赤沼さん(沼津高専)優勝
東海北陸英語スピーチ大会
 「会場の笑い自信に」

 沼津高専制御情報工学科5年の赤沼亮介さん(19)=裾野市=がこのほど、岐阜県で開かれた第5回東海北陸地区高等専門学校英語スピーチコンテストで優勝した。沼津高専生の優勝は初めて。来年1月の全国大会に出場する。
 赤沼さんは同コンテストのスピーチの部に出場し、7校11人の頂点に立った。学生にとって面自い授業の展開方法について自身の実体験を交えて提案し、「生徒も教師もやる気を持つことが大切」などと考えを述べた。
 大会までに高専のネーティブの教師による正しい発音や的確な表現の指導を受け、暁秀中(沼津市)のバイリンガル授業で身につけた英語力にさらに磨きをかけた。登下校中の時間を活用して暗唱練習に励み、大会当日は「会場から笑いも出て、話すたびに自信がついた」と達成感をにじませた。
 全国大会でも上位を目指す赤沼さん。来年度の大学編入後も「英語を通して友人や交流の幅が広がる。自分が成長するために今後も英語に接し続けたい」と意欲を見せた。
(静新平成23年12月3日朝刊)
  

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2011年12月02日

沼津の人形作家・甲田園枝さん

 沼津の人形作家・甲田園枝さん
主人公「洪作少年」木目込み人形に
 井上靖氏の幼少期投影 しろばんば 夏草冬濤

 沼津市の人形作家甲田園枝さん(67)が、文豪井上靖氏の代表作「しろばんば」「夏草冬濤」の主人公、洪作少年をかたどった2体の木目込み人形を制作した。1日、同市干本の甲田さんの工房でお披露目した。
 桐の木型に布を張って約1年がかりで仕上げた人形は、餅を手にどんど焼きに出掛ける幼少の洪作少年と、学帽をかぶり弁当箱を手にする旧制沼津中(現沼津東高)時代の姿を表現した。それぞれ25㌢と30㌢の大きさで、かすりの着物のひだや手足の指など細部まで精巧に仕上げた。
 近年、伊豆の踊子やお吉など、伊豆地域ゆかりの人物像を創作の一つのテーマにしてきた甲田さん。4作目となる今作品の制作に当たっては、井上氏の自伝的物語とされる二つの小説を何度も読み返した。井上靖文学館(長泉町)を訪ね、幼い頃の井上氏の写頁や文献などの資料を参考にしたほか、井上家の旧居跡などがある伊豆市湯ケ島地区も散策し、イメージを膨らませた。
 「小説に登場する湯ケ島や沼津市内の光景は、時代が変わっても今もその面影を残している。元気に駆け回る洪作少年の姿が目に浮かぶようだった」と振り返る。今年は井上氏の没後20年でもあり、「再び名文学に親しむきっかけになれば」と思いを込める。
 同日は横浜市に住む井上氏の次女黒田佳子さん(66)も駆けつけ、松本亮三文学館長や湯ケ島地区のゆかりの人々とともに作品を鑑賞した。「父はしろばんばを含む3作品に故郷への思いを込めたと感じている。幼い洪作人形からは、湯ケ島を離れる前の憂いの表情が感じられますね」と目を細めた。
 工房での披露は今月5日まで、来年1月6日から井上靖文学館で展示する。
(静新平成23年12月2日朝刊)
  

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