2013年12月11日

木宮和彦氏死去

木宮和彦氏死去
 「実行力ある人だった」 関係者ら悼む
kimiya

 元参院議員の木宮和彦・常葉学園長の卦報を受け、学園関係者や県内教育界からは悼む声が相次いだ。
 木宮氏のおいで、常葉学園常務理事の木宮岳志さんは「野心ある人だった。教育現場のことを国政に反映させたい、現場を知る人が国政を担わないとだめだという思いを持っていた」と振り返る。
 木宮氏は1969年に理事長に就任し、常葉菊川高校や常葉大学を設置するなど学園を発展、拡大させていった。86年からは参院議員を2期12年務め、自民党文教部会長や環境政務次官などを歴任している。02年からは理事長を退任し、学園長になっていた。
 聖隷学園(浜松市北区)理事長の長谷川了・県私学協会長(72)は「非常に立派な人だった」と話す。木宮氏は40年ほど前から、「幼稚園から大学まで、子供たちが1万人いるような総合学園を作るのが自分の夢」と語っていたという。
 その夢は実現していくことになるが、長谷川会長は「権威にこびず、目上の人にも堂々と主張する人だった。前例にとらわれず実行力があったから、県内最大の学園を作れたのだと思う」と評した。
【平塚雄太、樋口淳也】
《靜新 2013年(平成25年)12月7日(土)》
  

Posted by パイプ親父 at 03:47Comments(0)訃報

2013年12月05日

 森田紀(もりたおさむ)さん(沼津市)

全国菓子博の審査員を務めた
 森田紀(もりたおさむ)さん(沼津市)

 広島市で開かれた4年に1度の菓子の祭典で、全国のメーカーや職人が腕によりをかけた数百点の菓子を審査した。県和菓子協会会長。創業80周年を迎えた沼津市の和菓子店「きせ川光来堂」の会長。73歳。
 ー審査はどうだったか。
 「ぴりぴりした緊張感があり、まるで戦場。大量の審査に不安もあったが、不思議なもので、どんなにたくさん口にした後でも出来の良い菓子はうまい。勉強させてもらった」
 ー菓子業界をどのように見るか。
 「消費者ニーズは大事だが、ニーズに流されては本当の菓子のおいしさや伝統は守れない。例えば、消費者が好む時間がたっても軟らかい菓子を作るには余計な添加物が必要になる。そうしたことを分かってもらうPRが大事だ」
 ー職人として大事にしていきたいことは。
 「大量製造、大量販売ではできない本物の菓子を提供すること。売れればいいというだけでなく、本来あるべき味や食感をしっかり守っていきたい」

 自ら創始した「黄瀬川太鼓」の指導など地域活動にも情熱を注いできた。
《静新平成25年12月5日(木)この人》
  

Posted by パイプ親父 at 10:47Comments(0)人物紹介