2013年08月27日

 三須王左武さん(みすおさむ)(沼津市)

ぬまづLOVEフェスタの企画・運営をリードした
 三須王左武さん(みすおさむ)(沼津市)
misu
 沼津市の「キラメッセぬまづ」で6月末に開かれたオープニングイベント「ぬまづLOVEフェスタ」の実行委員会の中心メンバー。企画、運営で手腕を発揮した。45歳。
 ー5万5千人を動員したイベントを振り返って。
 「厳しい経済状況の中で、近年、イベントが減っていた。企業に例えるとリストラが続いているような状態。今回の盛り上がりは、誰もが心から楽しめるイベントを多くの人が待ち望んでいた結果だと思う」
 ー準備で苦労した点は。
 「市と青年経済団体が連携して取り組んだが、準備期間が3カ月足らずと非常に短かった。ただ、市が多くの部分を民間に任せてくれてやりやすかった。今後、官民協働を進化させるための良い事例になった」
 ー来夏は総合コンベンション「プラサヴェルデ」が全面開業する。
 「MICE(集客交流イベントの総称)を誘致する上で、中心部の飲食店街をもっとにぎやかにする必要がある。まず市民が楽しみ、スポークスマンとなって国内外に発信していくべき」
 ◇
沼津商工会議所青年部の特任理事を務める。
《静新平成25年8月27日(火)「この人」》
  
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2013年08月22日

 栗田恵市さん(くりたけいいち)(沼津市)

県茶手揉技術競技大会でチームを最優秀賞に導いた
 栗田恵市さん(くりたけいいち)(沼津市)
kurita
 7月初旬に開かれた県茶手揉(てもみ)技術競技大会で頂点に立った沼津茶手揉保存会チーム3人の最年長。県茶手揉保存会の技術指導を長く担当し、後進の育成に努めている。自園自製の茶工場を営む。56歳。
 ー手揉み製茶の魅力は。
 「始めから終わりまで自分の手で触れて作業するので、茶葉の状態を把握しながら製茶できる。繊細な作業で難しいが、上達すれば茶葉の温度や湿度に応じて最適な揉み方ができるようになる。うまく揉んだ茶を入れると、透き通っているのに味わい深い」
 ー技術の伝承の方法は。
 「講習会での指導や認定試験の審査などを通じて技術を伝えている。手揉み製茶は、機械がなかった頃から行われてきた緑茶作りの原点ともいえる。お茶作りに携わる人にとって、必ず役に立つ技術だと思っている」
 ー11月の全国大会に向けての意気込みを。
 「チームワークが良くメンバーそれぞれ技術には自信を持っている。必ず良い結果が出せると信じて頑張りたい」
 ◇
人権擁護委員、保護司としても活動している。
《静新平成25年8月22日(木)「この人」》
  

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2013年08月09日

 大久保敏之さん(おおくぼとしゆき)(沼津市)

井上靖が作詞した混声合唱曲「沼津二章」を復活させた
 大久保敏之さん(おおくぼとしゆき)(沼津市)
ookubo
 1973年に県立高校の音楽教師になった。沼津市民でつくる合唱団「風」も設立し、今年の創立10周年記念公演で43年ぶりに合唱曲「沼津二章」を披露した。県合唱連盟副理事長を務める。藤枝市出身。63歳。
 ー「沼津二章」とは。
 「1970年に芹沢文学館開館を記念して井上靖が贈った詩で、開館セレモニーで披露して以来存在が忘れられていた。県立沼津東高に勤めていた時、入団していた沼津合唱団の先輩に話を聞き、なんとかして楽譜を探し出そうと決心した」
 ーどうやって楽譜を見つけたのか。
 「セレモニーで歌った沼津合唱団の元団員を訪ね歩き、3年前に楽譜を見つけ出した。保存状態が悪かったが何とか復元できた」
 ー復活した曲をどうしていきたいか。
 「歌詞には御成橋や愛鷹山など沼津ゆかりの地名が出てくる地元の宝と言って良い曲。文豪が残してくれた作品を多くの人に歌い継いでもらえるように、沼津市などにも働きかけていきたい」
 ◇
週1回は合唱団の指導に当たる。
《静新平成25年8月9日(金)「この人」》
  

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2013年08月03日

 岡玲子(おかれいこ)さん(東京都)

作家芹沢光治良の四女として芹沢文学の顕彰に力を尽くす
 岡玲子(おかれいこ)さん(東京都)
oka
 没後20年を記念し、沼津市が月1回開催する芹沢光治良ゆかりの史跡巡りゃ朗読会などの顕彰事業に参加し、芹沢文学の普及と啓発に力を入れている。3年前に発足した沼津芹沢文学愛好会のメンバー。
 ー父親の思い出は。
 「ピアノが好きで、私たち姉妹は小学生の時から習わされた。教室でのレッスンにはいつもついてきた。物を大切にする人で、ズボンに穴が開いても何度も当て布をしてはいていた」
 ー今年、代表作「人間の運命」の完全版が出版された。
 「父は整理が苦手だったが、『人間の運命』だけは書斎に整理して置かれていた。亡くなった後、本の中を見ると、びっしり手を入れ推敲(すいこう)していた。父の遺志を形にしたいと常々思っていたところ、出版社の協力があり長年の夢が実現できた」
 ー顕彰事業に寄せる思いは。
 「本当にありがたい。父はみなさんの愛を感じていると思う。何よりのご褒美になる。家族ともども感謝している」
 ◇
ピアニストで自宅で音楽会も開く。
《静新平成25年8月2日(金)「この人」》
  

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