2008年10月02日

荻田勝雄氏(富士急シティバス社長)

富士急シティバス社長 荻田勝雄氏

荻田勝雄氏(富士急シティバス社長)
 都内と結び沼津を活性化
 新宿・渋谷と沼津地区を結ぶ高速バス「渋谷・新宿線」(京王バスとの共同運行)の沼津港乗り入れを七月から始めた。首都圏の需要を引き込み、沼津の活性化につなげる考え方を聞いた。
 ー沼津港直行便の利用状況を聞かせて下さい。
「一日三往復のうち一便を乗り入れている。ダイヤ改正からまだ二カ月だが反応は予想以上で、利用客全体の約30%が沼津港で降りている。一便の乗客三割増はバスでは簡単なことではない。首都圏の人たちが沼津港という名前に抱く魅力、ブランドカの大きさを表している。今後の利用状況がよければ増便や、東京駅発の高速バスを沼津港に乗り入れることも検討する」
 ー利用客の反応はいかがですか。
 「ぬまづみなと商店会加盟店を訪れた利用客から『散策する時間がもっと欲しい』という声があると聞く。現ダイヤで港の滞在時間は約四時間。沼津の魅力は港周辺の飲食店だけでなく、風光明美な千本浜公園や沼津御用邸記念公園がある。利用状況やアンケートを分析し、着発時間を再検討する必要もある」
 ー港周辺のにぎわいを市全体に広げる方策はありますか。
 「沼津港から高速バスで帰る客数は、降りた客数の約半分。残る半分は駅まで歩くか、宿泊しているようだ。港や駅の周辺を散策する行楽客を取り込み、周辺の文化施設や名所も楽しんでもらうアイデアを商店街や行政などと練りたい。高速バス利用客の飲食や宿泊の料金を割り引くサービスなどができないか、沼津東急ホテルなどとの連携も考える」
 ー今後、どのような展開が必要ですか。
 「当初は京王バスが沼津港のポスターなどを首都圏の系列鉄道やバス路線で大量に張り出し、PR効果が大きかった。ただし掲示物は一定期間で変わる。リピーター確保と新規客の掘り起こしには継続的なPRが必要で、行政や観光協会、商工会議所などと連携して取り組みたい。インターネットなども活用し、干物やすしなどの食、富士山や駿河湾などの自然の豊かさなど沼津の魅力を首都圏に発信していく」
(静新平成20年10月1日「キーパソン:ここを聞きたい」)


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Posted by パイプ親父 at 11:36│Comments(1)人物紹介
この記事へのコメント
現在の機械工学における構造材料の耐久性に対する主な問題点は強度ではなく、摩擦にある。島根大学の客員教授である久保田邦親博士らが境界潤滑(機械工学における摩擦の中心的モード)の原理をついに解明。名称は炭素結晶の競合モデル/CCSCモデル「通称、ナノダイヤモンド理論」は開発合金Xの高面圧摺動特性を説明できるだけでなく、その他の境界潤滑現象にかかわる広い説明が可能な本質的理論で、更なる機械の高性能化に展望が開かれたとする識者もある。幅広い分野に応用でき今後48Vハイブリッドエンジンのコンパクト化(ピストンピンなど)の開発指針となってゆくことも期待されている。
Posted by 八雲軸受 at 2017年09月24日 22:11
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