2008年05月29日

川村勇氏新理事長

新理事長に川村氏 県東部質屋協組
 県東部質屋協同組合(角田章理事長)はこのほど、平成二十年度総会を沼津市内で開き、新理事長に川村勇かわむら社長を選出した。任期は二年。
 川村新理事長はあいさつで「後継者不足で質屋の数が減少する中、質屋の灯を消してはならない。店舗、組合ともに体力を強化し、若い人に継いでもらえるよう尽力したい」と決意を述べた。
 そのほか本年度事業として、東部地区の十警察署と協力して防犯対策に力を入れることや今年も七月に謝恩バーゲンを行うことなどを決めた。
(静新平成20年5月29日(木)朝刊)
  

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2008年05月28日

植松 真氏

トーヨーアサノ社長
植松 真(うえまつまこと)氏(56)
 将来向け改革意欲を
 ー建設業界の現状と、今後の見通しを聞かせてください。
 「公共事業は四ー五年前と比べて二割減り、大手ゼネコンが完工高二億円ぐらいの中小規模事業まで受注している。年商五十億-百億円の中堅建設業を中心に仕事が減っていて、三年ぐらいは厳しい状況が続くと思う。中小企業はピンチをチャンスに変える努力が必要だろう」
 ー東部、伊豆地域の経済動向をどう見ますか。
 「自社パイルの県内出荷量を見ると、中部と西部地区がいずれも三・五-四割を占めるのに対して、東部は二割。地域の核となる施設や合併など将来の計画が東部でなかなかまとまらないことが影響し、投資額が高まらないとみている。恵まれた地域だけに、今の生活を続けたいと考えがちだと感じる。現状維持に満足せず改革する意欲が必要だ」
 ー東部、伊豆地域の課題は何だと考えますか。
 「今ある観光資源や景観、温暖な気候などを利用して医療や健康関連産業の振興・誘致に努めるべきで、地域資源活用を促進する行政の施策が望まれる。特にインフラ整備、道路網がまず必要だ。温泉など素晴らしい資源があるのに伊豆半島で黒字経営の旅館は少ない。特に西伊豆は距離が遠いのではなく、時間的な距離がネックになっている。活性化するには道路網で多くの人を呼び込み、他地域にない特色や魅力をつくり出すことが重要だ」
 【トーヨーアサノ】昭和26年設立。関東と静岡、山梨の1都9県を中心に、建造物の基礎となるコンクリートパイルや地下鉄トンネル部材のコンクリートセグメントの製造・販売、付帯する基礎工事施工などを手掛ける。沼津市原。
(静新平成20年5月28日「熱き地域人」)
  

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2008年05月23日

渡辺育美さん

静岡の名手たち」の邦楽部門で合格
渡辺育美(わたなべいくみ)さん(沼津市)

 静岡音楽館AOI(静岡市)が行った「静岡の名手たち」オーディションに邦楽部門でただ一人合格した。琴・三昧線演奏家。東京芸大卒。沼津市を拠点に演奏活動や指導を行う。三十八歳。
 ー合格の感想は。
 「邦楽部門は合格者がないこともあるそうで、うれしいです。琴を弾きましたが、審査される緊張感を久々に味わい、自分の演奏を見直すいい機会になりました」
 ー最近の演奏活動はどうですか。
 「"邦楽らいぶ"と題した演奏会を地域で開いています。邦楽は敷居が高いと思われがち。生演奏を聞いてもっと親しんでほしい。バイオリンと協演したり、初めてでも楽しめる工夫をしています」
 ー邦楽器の魅力はどんなところにありますか。
 「作りは単純なのに音色が多彩なのが面白い。三味線は撥(ばち)を使うので打楽器の要素もあります。三味線は機嫌を取るのが難しい楽器ですが、調子が出ると澄んだ響きが気持ち良く、いつまでも弾いていたくなります」
 ◇
幼稚園年長と小学二年の二児の母。
(静新平成20年5月23日「この人」)
  

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2008年05月23日

須田徳男氏

三島商工会議所会頭 須田徳男氏(すだとくお)(72)
 積極交流へ意識改革

 ー三島の商業環境や商人気質をどう見ますか。
 「市場は小さく、商売を大きくするのは難しい。商業者ものんびりしていて、競争意識に欠ける。湧(ゆう)水など地域資産を生かした上で、外部と積極的に交流しようという意識改革が必要だ。ダイナミックな人の流れをつくることが、外から人を呼び込み金を落としてもらうことにつながる」
 ー東部の合併がなかなか進みませんね。
 「商業活性化の点で合併は大賛成。沼津と三島がまとまるのは難しいと言われるが、生活圏は一緒だし、違和感はない。合併でさらに人の行き来が増えればビジネスチャンスも拡大する。合併は主導権争いや勝ち負けで考えるものではない。現状を変えることに不安はあるだろうが、閉塞(へいそく)状況を打開し将来に備えるための手段であり、冷静に判断すべき」
 ー来年三月に開港する静岡空港への伊豆・東部としての対応は。
 「いかにして観光客をこちらに引っ張り、発信するか。ここにきて意識が盛り上がってきた。一般市民の間でも静岡空港の見学会が増えている。富士山とともに、伊豆八十八カ所の巡礼なども世界にアピールできる。観光関係者だけでなく、住民全体が『おもてなし』の気持ちで迎え入れる姿勢の醸成が大切だ。世界に通用するローカルな観光資源の発掘は、地域おこしの核になる」
(静新平成20年5月21日「熱き地域人」)
  

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2008年05月17日

阿部秀樹氏(水中写真家)

沼津の海を紹介する個展を開いた水中写真家
 阿部秀樹(あべひでき)さん
 大瀬崎に潜って二十八年。沼津の豊かな海を紹介する写真展を市内で開いた。大学卒業後、東京で仕事の傍らダイビングと水中写真を始め、国内外で撮影を続けてきた。三年ほど前、独立を機に同市に移り住んだ。神奈川県出身。五十一歳。
 ー沼津の海の魅力は。
 「駿河湾は湾が小さい上、水深が深く、深海の生物から南方系まで実に多様な生き物がいる。世界でも報告例のないダイオウイカの子供の撮影に成功したこともあります」
 ー海の中を撮影し続けるのはなぜですか。
 「海の生物はまだまだ生態に謎が多く、潜れば潜るほど意外な出合いがある。その積み重ねが生態の解明につながっていくのが面白い」
 ー展覧会を通じて訴えたかったことは。
 「駿河湾は豊富な川の水が流れ込み、極端な開発にもさらされずに運良く水質が保たれてきた。ただ、失うのは簡単。身近な海がいかに価値あるものかを、多くの人に感じてもらえたらうれしい」
 ◇
タコ、イカの撮影では国内第一人者。大瀬崎だけで年間百日近く潜る。
(静新平成20年5月17日「この人」)
  

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2008年05月16日

松永 公良氏

沼津市商工会初代会長
 松永 公良(まつながきみよし)さん(沼津市)
 原町商工会で四ー六代副会長を歴任。隣接しない戸田村商工会との飛び地合併で四月に誕生した沼津市商工会で初代会長を務める。七十七歳。
 ー就任の抱負を聞かせてください。
「戸田は漁業や海の町、原は歴史ある東海道の宿場町で、地域性や文化が違う。互いに交流を深めて町の魅力を掘り起こして、発信したい」
 ー離れた商工会合併の課題は何ですか。
 「会合を開くだけでも簡単ではなく、デメリットは少なくない。互いに住民や会員が行き来する催しや仕掛けは不可欠。インターネットを使った遠隔会議システムなどITの研究も必要になる」
 ー交流の成果はありますか。
 「原町で実施してきた商品宅配とリフォームのサービス『わが街の便利屋さん』が昨年、戸田でも始まった。高齢者が多いという共通の課題があり、良いアイデアは積極的に実行して地域の活性化につなげたい」
 ◇
「自灯明(じとうみょう)」が座右の銘。自分の心に灯をともし、地域をより良く明るくしたい。
(静新平成20年5月16日「この人」)
  

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2008年05月05日

訃報「大橋光雄氏」

大橋光雄氏 
 (おおはし・みつお=元沼津商工会議所会頭、沼津中央青果会長、スーパーマルトモ会長)
 3日午後10時40分、腎不全のため沼津市大手町5の9の21の自宅で死去。85歳。沼津市出身。両社合同社葬は11日午後1時半から沼津市本丸子町752の1、沼津中央青果市場で。喪主は妻郁子(いくこ)さん。
平成4~11年に沼津商工会議所会頭。元沼津市議。昭和43~44年には沼津市議会議長、県市議会議長会長を務めた。県青果市場連合会長なども歴任した。
(静新平成20年5月5日(月)朝刊)


(故人略歴)
沼津市商店街連盟略歴
昭和33年10月~昭和36年 理事
(当連盟設立と同時に理事就任)
昭和36年5月~昭和42年5月 副会長
昭和42年5月~昭和51年5月 会長
昭和51年5月~昭和63年5月 理事
昭和63年5月~平成8年5月 常任相談役
平成8年5月~平成10年5月 顧問
  

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2008年05月03日

長倉俊次さん:沼津市北消防署新署長

沼津市北消防署新署長
 長倉俊次(ながくらしゅんじ)さん(清水町)
 昭和五十三年に沼津市消防本部に消防士として採用され、防災地震課長、予防課長などを歴任。自然災害の対応に力を入れてきた。北消防署の勤務は十八年ぶり。五十四歳。
 ー久しぶりの管内の印象は。
 「今年発生した火災のうち約七割が管内で発生し、不審火とみられる火災も多いた
め、住民の防火に対する意識が強い。国道1号などの幹線道路での事故で、救急車と消防車が協力し合うPA連携の出動も頻繁ですし
 ー署員にはどのような指導をしていますか。
 「署員だけでなく住民や消防団とのチームワークは大切。災害を未然に防ぐパトロールと、夏場に予想される水害に備えた訓練も行っています」
 ーモットーを教えてください。
 「市民と協力が不可欠の仕事ですが、どんな事にも最善を尽くして、職務を遂行することです。そのためには、多少の自己犠牲も仕方ないと思います」

仕事後の楽しみは晩酌。管内を把握するためにもウオーキングを始める予定。
(静新平成20年5月3日「この人」)
  

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