2010年01月30日
上野裕晃(うえのひろあき)さん
体験型の自然環境教育に取り組む
上野裕晃(うえのひろあき)さん(沼津市)

「カヤックタパ自然時間学校」を運営し、沼津市の内浦湾や伊豆の国市の狩野川でカヌー体験や海・川遊び体験などを通した自然環境教育に取り組む。5月に同市で初開催される伊豆どろんこフェスティバルの実行委員長。島田市出身。51歳。
ー自らの原体験は。
「島田にいたころは、父に連れられて大井川でよく遊んだ。6歳で沼津に移り住み、家を一歩出ると海や山があった。意識しなくても自然体験できる環境にあった」
ー自然体験が子どもに与える影響は。
「今は水を嫌がる子が多いが、川遊びなどを体験するうちになじんでくる。自然体験によって、子どもが素直に感情表現できるようになる」
ー伊豆どろんこフェスティバルを開催する意昧は何ですか。
「今回は住民主導のイベント。行政の助けは必要だが、住民主導のまちづくりを進めていくきっかけにしたい。民間レベルで市民一人一人が力を付けることが、まちの活性化につながる」
◇
10年前に会社勤めをやめ、現在はカヌーショップを経営する
(静新平成22年1月30日「この人」)
上野裕晃(うえのひろあき)さん(沼津市)

「カヤックタパ自然時間学校」を運営し、沼津市の内浦湾や伊豆の国市の狩野川でカヌー体験や海・川遊び体験などを通した自然環境教育に取り組む。5月に同市で初開催される伊豆どろんこフェスティバルの実行委員長。島田市出身。51歳。
ー自らの原体験は。
「島田にいたころは、父に連れられて大井川でよく遊んだ。6歳で沼津に移り住み、家を一歩出ると海や山があった。意識しなくても自然体験できる環境にあった」
ー自然体験が子どもに与える影響は。
「今は水を嫌がる子が多いが、川遊びなどを体験するうちになじんでくる。自然体験によって、子どもが素直に感情表現できるようになる」
ー伊豆どろんこフェスティバルを開催する意昧は何ですか。
「今回は住民主導のイベント。行政の助けは必要だが、住民主導のまちづくりを進めていくきっかけにしたい。民間レベルで市民一人一人が力を付けることが、まちの活性化につながる」
◇
10年前に会社勤めをやめ、現在はカヌーショップを経営する
(静新平成22年1月30日「この人」)
2010年01月16日
長橋光男(ながはしみつお
東海鉄道OB会原支部長
長橋光男(ながはしみつお)さん(沼津市)

沼津市のJR原駅が開業100周年を迎えた2000年から、駅周辺に住むメンバーと原駅前に手作りの門松を設置している。77歳。
ー門松作りのきっかけは。
「駅利用者に明るい気持ちになってほしいと始めた。現役を退いた運転士や駅長らが松や竹などを持ち寄って約1時間掛けて作る。毎年恒例になり『今年もきれいだね』と言われるのが励み」
ー原駅周辺の様子は。
「県内有数の住宅密集地で不便な面があったが、道路整備などで交通量が増え、駅前の商店街もにぎわいが増した。ボランティアが駅構内の清掃をするなど、人が集う"田舎の駅"の要素が残っていて、あたたかみを感じる」
ー今後の抱負を聞かせてください。
「自分が駅で機関車を見て機関士を目指したように、原駅が子どもたちが夢を持つ原点になるといい。そのために、今後も駅の清掃や小学校での講座などを続けていきたい」
◇
約2㍍の門松に「明るい年になりますように」と願いを込めた。
(静新平成22年1月16日「この人」)
長橋光男(ながはしみつお)さん(沼津市)

沼津市のJR原駅が開業100周年を迎えた2000年から、駅周辺に住むメンバーと原駅前に手作りの門松を設置している。77歳。
ー門松作りのきっかけは。
「駅利用者に明るい気持ちになってほしいと始めた。現役を退いた運転士や駅長らが松や竹などを持ち寄って約1時間掛けて作る。毎年恒例になり『今年もきれいだね』と言われるのが励み」
ー原駅周辺の様子は。
「県内有数の住宅密集地で不便な面があったが、道路整備などで交通量が増え、駅前の商店街もにぎわいが増した。ボランティアが駅構内の清掃をするなど、人が集う"田舎の駅"の要素が残っていて、あたたかみを感じる」
ー今後の抱負を聞かせてください。
「自分が駅で機関車を見て機関士を目指したように、原駅が子どもたちが夢を持つ原点になるといい。そのために、今後も駅の清掃や小学校での講座などを続けていきたい」
◇
約2㍍の門松に「明るい年になりますように」と願いを込めた。
(静新平成22年1月16日「この人」)
2010年01月15日
加藤真久さん
体育功労者賞
加藤真久さん (沼津市体育協会会長)
W杯の県内開催に一役

沼津市職員としてスポーツ行政に携わる傍ら、ボランティア活動にも取り組み、約50年間にわたって運動施設整備やスポーツ普及に尽力した。
「ハード面は行政、ソフト面は市民が担う」が信条。愛鷹広域公園の野球場と多目的競技場設置にかかわり、大規模施設がなかった県東部の総合運動場として整備した。
県サッカー協会の役員なども歴任。2002年サッカーワールドカップ日韓大会の県内開催を実現させた立役者の一人でもある。「試合は全く見られなかったが、あの大会を機に世界への扉が開かれた」と振り返る。
県体協役員としては、参加者が減少傾向にあった「県民スポーツ祭」を路線変更し、市民参加型の祭典「しずおかスポーツフェスティバル」として成功に導いた。
現在は、沼津市体育協会会長として「スポーツの香りのする街、沼津」を掲げ、スポーツの普及拡大を目指す。
沼津市本字千本。74歳。
(静新平成22年1月13日「受賞者の横顔」)
加藤真久さん (沼津市体育協会会長)
W杯の県内開催に一役

沼津市職員としてスポーツ行政に携わる傍ら、ボランティア活動にも取り組み、約50年間にわたって運動施設整備やスポーツ普及に尽力した。
「ハード面は行政、ソフト面は市民が担う」が信条。愛鷹広域公園の野球場と多目的競技場設置にかかわり、大規模施設がなかった県東部の総合運動場として整備した。
県サッカー協会の役員なども歴任。2002年サッカーワールドカップ日韓大会の県内開催を実現させた立役者の一人でもある。「試合は全く見られなかったが、あの大会を機に世界への扉が開かれた」と振り返る。
県体協役員としては、参加者が減少傾向にあった「県民スポーツ祭」を路線変更し、市民参加型の祭典「しずおかスポーツフェスティバル」として成功に導いた。
現在は、沼津市体育協会会長として「スポーツの香りのする街、沼津」を掲げ、スポーツの普及拡大を目指す。
沼津市本字千本。74歳。
(静新平成22年1月13日「受賞者の横顔」)
2010年01月15日
石川三義(いしかわみよし)氏
社会福祉法人春風会理事長
石川三義(いしかわみよし)氏(59)
福祉社会へ地域と連携

ー地域福祉に欠かせないものは何ですか。
誰もが『普通の生活』を送れるノーマライゼーションを実現するには、主体的な住民活動が欠かせない。行政や社会福祉事業家だけでは絶対にできないこと。沼津市では現在、連合自治会ごとに地区社協を結成している。例えば愛鷹地区社協なら住民支援活動、小地域福祉活動、ふれあい事業の組織に分かれ、住民の結び付きを濃厚にする役割をそれぞれが果たしている。戦後の経済成長に伴いコミュニティーが崩壊した今、こうした活動が本当の意味で地域再建に結び付くのでは」
ー男女共同参画に向けた取り組みは。
「08年度から男性の育児参加促進事業を展開し、男女が性差を感じない職場環境の整備を目指している。労働力が不足しがちな介護の世界で『性差の解消』は重要な視点だと考える。現在運営する5施設の半分で女性の事務長を採用し、1施設は女性が施設長を務めるなど、女性のキャリアアップの実例も出てきた。活動が評価され、本年度の知事褒章を受けた」
ー合併への考えは。
「人口規模の大きな市だけの合併ではなく、伊豆半島全体を視野に入れた動きを求めたい。自分の自治体の利害だけでなく、東部全体の利益を生み出すにはどうあるべきか考える時が来ている」
【社会福祉法人春風会】昭和51年8月設立。デイケアサービスやショートステイを県内に先駆け導入し、現在は沼津市、伊豆市、伊豆の国市で特別養護老人ホーム4施設、救護施設1施設を展開する。従業員550人。沼津市東椎路。
(静新平成22年1月13日「熱き地域人」)
石川三義(いしかわみよし)氏(59)
福祉社会へ地域と連携

ー地域福祉に欠かせないものは何ですか。
誰もが『普通の生活』を送れるノーマライゼーションを実現するには、主体的な住民活動が欠かせない。行政や社会福祉事業家だけでは絶対にできないこと。沼津市では現在、連合自治会ごとに地区社協を結成している。例えば愛鷹地区社協なら住民支援活動、小地域福祉活動、ふれあい事業の組織に分かれ、住民の結び付きを濃厚にする役割をそれぞれが果たしている。戦後の経済成長に伴いコミュニティーが崩壊した今、こうした活動が本当の意味で地域再建に結び付くのでは」
ー男女共同参画に向けた取り組みは。
「08年度から男性の育児参加促進事業を展開し、男女が性差を感じない職場環境の整備を目指している。労働力が不足しがちな介護の世界で『性差の解消』は重要な視点だと考える。現在運営する5施設の半分で女性の事務長を採用し、1施設は女性が施設長を務めるなど、女性のキャリアアップの実例も出てきた。活動が評価され、本年度の知事褒章を受けた」
ー合併への考えは。
「人口規模の大きな市だけの合併ではなく、伊豆半島全体を視野に入れた動きを求めたい。自分の自治体の利害だけでなく、東部全体の利益を生み出すにはどうあるべきか考える時が来ている」
【社会福祉法人春風会】昭和51年8月設立。デイケアサービスやショートステイを県内に先駆け導入し、現在は沼津市、伊豆市、伊豆の国市で特別養護老人ホーム4施設、救護施設1施設を展開する。従業員550人。沼津市東椎路。
(静新平成22年1月13日「熱き地域人」)