2011年06月18日

諏訪部恭一さん 

 旭日双光章(金融業功労) 
諏訪部恭一さん (元沼津信用金庫理事長、沼津市)
 側面から地域経済支援


 飾らず、見え張らず、質素にを心掛け、業務に励んできました。受章の喜びも自然体で受け止めています。地域密着という言葉がありますが、信金は地域そのもの。まちを愛し、まちに自信を持ち、地域経済を側面から応援していくのが役目です。震災からの復興過程には多くの困難が待ち受けます。地域金融にたずさわる者は、以前にも増してお客さんの実態を理解し、的確な助言と支援をすべきと考えます。
『静新平成23年6月18日(土)朝刊』
  

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2011年06月18日

須藤今朝広さん

 瑞宝小綬章(警察功労)
 須藤今朝広さん (元県警察本部刑事部長、沼津市)
 殺人事件の捜査に献身


 1958年に県警に入り、主に刑事畑を歩き、刑事部長を3年間務めました。受章は多くの仲間の努力のおかげです。36年間、被害者の身になって、正義を貫くことができました。刑事部長2年目の92年夏、9日間で3件の殺人事件が発生し、解決へ必死の捜査を続けた熱い日々が一番の思い出です。現役警察官には、県警の指針「正・強・仁」に基づき、適正捜査に努めてもらいたいと思います。
【静新平成23年6月18日(土)朝刊】
  

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2011年06月15日

加賀すず代さん

 藍綬 統計調査功績
 加賀すず代さん(沼津市)
 データ通じ社会貢献

 製造業者の従業員数や賃金などを調査する国の「工業統計調査員」をはじめ、労働力、商業、消費実態調査などの業務を35年にわたり続けてきた。「調査への理解と協力のおかげ」と感謝する。
 「敬遠されても、顔を向き合わせ、丁寧に説明すれば信頼関係は深まる」と人とのつながりを大切にする。「調査を通じて多くの人と触れ合い、人間として成長できた」と振り返る。
 従業員数の減少、機械化、経営形態の多様化など製造業の変化は著しい。「現場を見なければ分からないこともある。粘り強く足を運び、正確なデータで社会に貢献したい」と今後も統計調査に力を注ぐ。
【沼朝平成23年6月15日(水)号】
  

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2011年06月11日

森田祥生君 (沼津・香貫小)

「緑化ポスターで大臣賞」
 森田祥生君 (沼津・香貫小)
 県内小学生で唯一
 両陛下からお言葉 「すごい思い出」


 国土緑化推進機構などが主催した「2011年度用国土緑化・育樹運動ポスター原画コンクール」で、沼津市立香貫小6年の森田祥生君(11)=応募当時同小4年=が、県内の小学生で唯一、特選の農林水産大臣賞に選ばれた。5月22日に和歌山県で開催された「全国植樹祭」で表彰され、天皇皇后両陛下にお言葉をいただいた。森田君は「緊張したけど、すごい思い出ができた。好きな絵を続けてきて良かった」と振り返った。
 ポスターは、雲がはけを持って山肌をなぞると、その後に緑が広がって空の虹につながる夢のあるデザイン。森田君は、小学2年の時から市内の絵画教室に通って好きな絵を楽しんできた。教室でコンクールへ応募を勧められたという。
 植樹祭前日の21日に和歌山県入りされた両陛下は、緑化ポスターの入賞作品をご覧になった。天皇陛下は森田君に「香貫小だと近くに香貫山がありますか。私は若いころに登ったことがあります」と話し、皇后さまは「かわいらしい雲ですね」と声を掛けた。
 森田君に付き添った父親の由紀夫さん(47)は、「陛下から沼津の香貫山の名前が出てきて驚いた。遠い存在だと思っていたのでとてもうれしかった」と話す。森田君は「これから、東北の被災地のみんなを元気にするような絵も描いてみたい」と笑顔を見せた。
 コンクールは、全国の小中学校、高校から6万4972点の応募があり、本県の5点を含め49点が入賞した。特に優れた特選の小学生の部受賞者は、全国で森田君ら2人のみ。中学の部では、浜松市立雄踏中3年(応募当時)の阿部琴音さんが受賞した。
【静新平成23年6月11日(土)】
  

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2011年06月07日

黒曜石研究の池谷信之さん

 文化財センター 黒曜石研究の池谷信之さん
 日本考古学協会賞大賞を受賞
 黒曜石の分析で顕著な成果を上げている市文化財センターの池谷信之さん(52)が、五月に開かれた日本考古学協会総会で第1回の協会賞大賞を受賞した。



 同協会では二〇一〇年度、考古学研究の活性化、啓発と普及、人材の育成、社会貢献の増大などを目的に協会賞を制定。大賞、奨励賞、特別賞を設け、その前年(○九年)一年間に刊行された著作を対象にして作品を募集し、このほど審査を行った。
 池谷さんが大賞を受賞した著作は『黒曜石考古学』(新泉社刊)。
 池谷さんは専用の機器を使って黒曜石の分析に取り組み、愛鷹山腹で出土した黒曜石の産地を特定するだけでなく、石が見つかった集落の性格を推論。さらに、「沼津最古の民」が海を渡って黒曜石を手に入れていたとの結論を導き出した。
 また、市内にとどまらず、千葉県の二つの縄文時代の集落をめぐって続いていた論争についても、両集落から出土した黒曜石の産地を明らかにすることによって一つの方向性を見出すなど、研究成果の及ぶ範囲は広い。
 研究のために分析機器を自前で購入したほどの熱の入った取り組みは、今回の受賞対象のほか、『黒潮を渡った黒曜石見高段間遺跡』(平成十七年、新泉社刊)など、自費出版、共著も含めて数多にわたる著作となって現れ、『黒曜石考古学』で博士号(史学)を取得。また、一連の研究と著作が評価され、昨年、県の文化奨励賞を受賞している。
【沼朝平成23年6月7日(火)号】
  

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