2022年05月25日

2020年03月11日

植松泰右 トーヨーアサノ社長

植松泰右 トーヨーアサノ社長
 西日本へ商圏拡大本格化植松泰右氏

 万博で建設需要見込む
 建築物の基礎となるコンクリートパイルの製造販売を手掛けるトーヨーアサノの植松泰右社長は今年5月、就任から5年を迎える。業績拡大に向けた戦略を聞いた。
 ー2019年を振り返って。
 「18年は五輪関係や物流施設の建設需要があり、増収増益の好業績だった。ところが、19年に入って一転し、米中貿易摩擦の影響などで景況感の厳しい1年だった。主力市場の静岡県を含む関東圏は特に18年の活況からの反動が大きかった」
  ー20年にどう臨むか。
 「商圏を西日本へと広げたいという考えから、19年に大阪市に営業所を設けた。社員を常駐させ、今年から本格的に営業展開を図りたい。関西圏は25年の万博やリニア新幹線の延伸などで建設需要が今後増えていくと予想する。商圏拡大に向けて挑んでいきたい」
 ー社長就任時の課題の克服状況は。
 「5年前の就任時は、人手不足の解消が喫緊の課題だった。採用活動のやり方を抜本的に改めた。これまでは学生に積極的なアプローチをしていなかった。説明会や自社を紹介するビデオの制作とあらゆる手を打った。5年の間に人手は一応のめどが着いた」
 ー株主優待制度を導入した理由は。
 「社長就任以来、自分たちの仕事を通じて社会貢献できないかを常に考えていた。地域の特産物を株主に届けることで、本社を置く沼津のPRになると思い、制度を始めた。ららぽーと沼津が開業し、駅前再開発も動きがあると聞く。活性化に向けて進んでいく町という印象を持つ。沼津のことをもつと知ってほしい。その一助になればと思う」(聞き手=福田雄一)
【静新令和2年3月11日(水)朝刊】
  

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2020年03月11日

ゴトー社長 後藤久徳(ごとうひさのり)氏(56)

ゴトー社長 後藤久徳(ごとうひさのり)氏(56)
 日常生活を彩る店舗に 
後藤久德氏
ー10日に開店した、ワインショップやべーカリーカフェを併設した新業態の書店の狙いはどこにあるのか。
「清水町にオープンしたTSUTAYABOOKSTOREサントムーン柿田川店」は、インターネットでは解決できないサービスを提供し、県東部の人が見たことのない次世代店舗にしようと思った。書籍を軸にワインや焼きたてのピザ、パンを提供し、キッズスペースも設けた。購入前の本を読みながら飲食も楽しめる。多様な楽しみ方ができ、有効な時間を過ごせる空間にしたい」
 ー今後の事業展開は。
 「書籍や映画などで日常生活を少しでも彩るような事業を目指してきた。ネットの普及や活字離れで、従来の書店だけでは経営が成り立たなくなってきている。新店舗では今後、パン作りやワインのテイスティングなどのセミナーも計画してみたい。人が集まる空間になれば最高だ。他店でも、取り扱いアイテムの幅を広げていく。ブックオフでは家電や生活雑貨、ホビー商品など、可能な限りお客様の身の回りの物をリユース商材として扱う。ネット販売も拡充する。社会が変化しても、暮らしをより楽しくしたいという人の思いは変わらない。どんなライフスタイルを提案できるか常に考え続けたい」
 ー県東部の地域経済の現状をどうみるか。
 「流通業界を見ると、県中西部に比べて少し元気がないように感じる。各店舗が良いものを持っていても、人の集まる商業集積地がない。地域住民が『住んで良かった』『地元で働きたい』と誇りを持てるよう互いに力を結集し、東部の魅力を発信していくべきだ。みんなで地元の人たちの暮らしを豊かにする商品やサービスを提供していきたい」
 【ゴトー】1950年創業。自社ブランドの紳士服店、ゴルフ用品店各1店舗のほか、県内を中心に神奈川、京都、埼玉の4府県で、ツタヤやブックオフなどのフランチャイズ店を計47店舗展開する。従業員は817人(2月15日現在)。沼津市緑ケ丘。
 【サンフロント21懇話会】会員は県東部の企業、各種団体、行政関係者ら318人(2月末現在)。2019年度は「地域創生につながる新産業創出と既存産業の持続的発展の支援」「新たな観光価値創造への取り組みの支援」など4項目を活動の基本方針に掲げる。入会の問い合わせは静岡新聞社・静岡放送東部総局〈電055(962)6520〉へ。
【静新令和2年3月11日(水)朝刊】
  

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2020年01月23日

法華宗第138代管長に  光長寺原井日鳳貫首が就任

法華宗第138代管長に
 光長寺原井日鳳貫首が就任
原井貫首

 岡宮の大本山光長寺の原井日鳳貫首=写真=が法華宗第138代管長に就任した。
 光長寺は法華宗(本門流)四大本山の1つ。創建は鎌倉時代の1276年で、四大本山の中で最も古い。ほかの三カ寺は、千葉県茂原市の鷲山寺(じゅせんじ)=創建1277年、京都市の本能寺=同1415年、兵庫県尼崎市の本興寺=同1420年。鷲山寺は光長寺と同様に鎌倉時代、本能寺と本興寺は室町時代に開かれた。
 宗門の管長は、1874年(明治7)以来、四大本山の貫首が持ち回りで務め、任期は1年3カ月。留任はなく、任期を終えると次の本山貫首に引き継ぐが、貫首在任中に次の管長任期が該当した場合は再任となる。
 原井管長の任期開始は昨年11月13日。宗門の実務トップである宗務総長を務めたことがあるが、管長は全国で500カ寺を擁する宗門の象微的立場。実務については宗務総長が束ねることになるので、そこへ管長の差配が及ぶことはないが、就任から間もない時期に新年を迎えるに当たり、原井管長は宗門の機関誌『無上道』で、門松の由来について説いた上で、次のような思いを述べている。
「その(門松の)根本を尋ねますと正に子孫が滅びない、持続可能社会の建立、人や自然の滅びから『蘇生』を果たすことを念願するのです。昨年も全国各地で風水害があり、人も自然も大きな打撃を受けました。天の警告とも申せましょう。本年は、この苦難から立ち上がり『蘇生』を果たさなければなりません。日本も世界も飽くなき利益に走るのみではなく、政界は妄語を戒める時、財界は内部留保の蓄財を世に還元する時、官界は国民に目を向け奉仕する時、(中陥)自然環境も人の心も蘇生が萌し始める事を祈りたいと思います」
【沼朝令和2年1月23日(木)号】
  

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2019年08月20日

沼津市教育長に就任した 奥村篤(おくむらあつし)さん

沼津市教育長に就任した
奥村篤(おくむらあつし)さん(清水町)
奥村篤

 社会科教諭を務め沼津市立浮島中、市立第五中の校長を歴任した。
県教委事務局や静東教育事務所長も経験し、4月から現職。59歳。
 ー抱負は。
 「多様な価値観を受け入れ、自らの可能性を大きく
伸ばすことが令和の時代には必要。学校教育、家庭教育だけでなく、
地域総掛かりの教育を行い、明日の社会を担う夢ある人づくりを推進していく」
 ー沼津市の教育の特徴は。
 「2006年度から全小中学校で『言語科』の授業を実施。
小学1年からALT(外国語指導助手)を交えて英語を学び、
コミュニケーション能力を育んでいる。小中一貫教育、中高一貫教育など、
系統的な指導にも力を入れている」
 ー学校現場の課題は。
 「不登校の児童生徒への対応。魅力ある学校づくりや相談態勢の充実により、
未然防止に努める。ただ、不登校を問題行動だとは捉えず、
子どもの意思を尊重して多様な選択肢を示すことも大事。
先生が業務に専念できる職場環境もつくらなければいけない」
 ー注力する取り組みは。
 「地域が教育に参加できる仕組みを整えたい。子どもは沼津の未来を担う人材。
学校と保護者、地域が育てたい子ども像を共有し、一体となって育てることが重要だ」
 ◇
 休日はウオーキングを楽しんでいる。
(東部総局・山下奈津美)
【静新令和1年8月20日「この人」】  

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2019年05月21日

光藤あさ美さん

飼い猫との思い出を短歌風の書籍で出版した
光(みつ)藤(ふじ)あさ美(み)さん(沼津市)
光藤女史
 主婦の傍ら、過去の飼い猫との生活を短歌のように31文字でつづった作品をまとめた「猫好きの三十一文字日記幸せ招き猫」を3月に自費出版した。74歳。
 ー出版の経緯は。
 「孫との会話の中で猫との思い出を短歌風に57577で詠み、書き留めていた。まとめてコンクールに出し、出版社から声を掛けていただいた。友人に試しに見せると、面白いと言ってもらえた。人生最後の機会と考え、自費出版に挑戦した」
 ー書籍の反響は。
 「友人やその孫など幅広い世代が読んでくれた。動物嫌いな人からも、この本はかわいいと言ってもらえた。年齢で何かを諦める必要はないと思えた、という言葉がうれしかった」
 ー挑もうとする源泉は。
 「70歳を過ぎたら後進に道を譲って世に出るなと知人から言われたことがある。しかし人は何かにチャレンジし続けるべきだと思う。ボケ防止にもなる。世の中をちゃんと見る目を維持するためにも、新しいことをやってみるのが大事」
 ー今後の巨標は。
 「自費出版で、子や孫に形として残せるものを作るという目標は達成できた。次はまた別の新しいことを始めてみようと思う。生涯現役で積極的に挑戦しながら生きていきたい」

 今まで飼った猫は3匹。初代の名前を続けて付けている。
(東部総局・マコーリー碧水)
【静新令元年(2019年)5月21日(火曜日)「この人」】
光藤新聞記事



4月の光藤女史の静新記事

  

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2018年11月15日

柳内隆雄氏

静岡ターミナル開発沼津支店長
柳内(やない)隆(たか)雄(お)さん(沼津市)
柳内隆雄氏

 JR沼津駅ビル「アントレ」の10年ぶりの大規模改装を主導した。2017年に書店などが入る2階を、18年は1階食品売り場を順次刷新し、10月19日にグランドオープンした。07年に百貨店大手からJRグループの同社に入り、15年7月から現職。53歳。
 ー改装の狙いは。
 「前回改装から10年が経過しハード、テナントの両面で顧客ニーズの変化に対応する必要が生じた。県東部の顔にふさわしい商業施設を目指してテナントを見直し、改装計画を立てた。地元との連携も徹底した」
 ー18年度の改装は。
 「市の協刀で観光案内所が入り、沼津港の有力水産会社が新規出店した。茶店の改装と併せ、1階入り口付近で特産物を扱うようにした。野菜、精肉、総菜、生花も地元業者をそろえ、外貨両替機も導入した」
 ー完了後の手応えは、
 「大勢のご来店があり、地元の方が待ち望んでくださっていたことがよく分かった。生鮮売り場の集中レジ化、地元産物をワンストップで買えることなどにお褒めの言葉をいただいた」
 ー駅ビルの役割とは。
 「街の顔であり、日常生活、ビジネス、観光などのさまざまな場面がスタートする場所だ。これからも市民に支持していただけるよう、品ぞろえとサービスの深化に努めたい」

 好きなビール銘柄は、大学の卒業論文で取り上げた「スーパードライ」。
【静新平成30年11月15日(木)「この人」】
  

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2018年04月06日

プラサヴェルデ「ふじのくに千本松フォーラム」新館長に原川氏

harakawa

プラサヴェルデ新館長に原川氏 沼津
 沼津市大手町のコンベンション施設「プラサヴェルデ」は5日までに、愛屋博司館長(60)が3月31日付で退任し、後任に沼津信用金庫出身の原川隆信氏(62)=写真=が4月1日付で就任したと発表した。
 新館長の原川氏は同市在住。1978年に沼津信金入庫。高島町支店長、業務部長、執行役員本店長などを歴任した。
【静新平成30年4月6日(金)朝刊】
※正式名「ふじのくに千本松フォーラム」






  

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2018年02月16日

2018年01月10日

2017年08月29日

土屋新一氏

土屋新一氏

「江原素六ものがたり」を復刻した江原素六先生顕彰会長
土屋新一(しんいち)さん(沼津市)
 冊子は教育、経済、政治など多分野にわたって県東部の発展に尽くした江原素六翁(1842~1922年)の生涯を児童生徒の絵と文で描いた。今回が第3版で刊行は10年ぶり。63年に発足した同会の6代目会長。70歳。
 ー復刻の経緯は。
 「旧市立少年自然の家の倉庫から初版の原画が出てきた。87年度に市立金岡中の美術部生徒が描いたもので、保存状態が良かった。第2版まで少部数の発行だった冊子を復刻できると確信した」
 ー制作の過程は。
 「98年の初版、2007年の第2版の発行主体だったリコー沼津事業所などの了解を得た。壮年時代の絵と文を担当した市立金岡小の関係者からも賛同を得た。年表を再編集し、新たにルビを付けた」
 ーどう活用するか。
 「3500部を発行し、市内小中学校や図書館などに配布した。授業での使用をお願いしている。貧しくても努力を重ね、国政に寄与した素六翁の生涯を知ってほしい。地域の歴史に自信が持てるだろう」
 ー翁の功績とは。
 「旧沼津兵学校、県立沼津西高、市立第一小、沼津教会の設立に関わり地域の教育水準向上に尽力した。愛鷹山払い下げで農業振興にも力を注いだ。業績と精神を次世代に伝えたい」

元静岡検察審査会総務課長。自家製のみそ、たくあんに自信あり。
【静新平成29年(2017年)8月29日(火曜日)この人】
  

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2017年07月16日

2017年07月08日

2017年07月06日

2017年07月04日

2017年05月06日

2017年04月29日

2017年04月25日

2017年04月22日

2017年04月08日