2009年07月03日

長沢一美(ながさわかずみ)さん(沼津市)

沼津中央病院家族会会長
 長沢一美(ながさわかずみ)さん(沼津市)
 沼津中央病院精神障害者家族会「かぬき」の会長を10年間務める。本業は園芸業。大平中近くにヤマモモの畑を持ち、シーズンには「自由に食べてください」との看板を掲げ、近隣住民の味覚を楽しませている。72歳。
 ー家族会の主な活動は。
 「悩み事を聞くことが一番の役割。仕事のこと、将来のことなどで悩みを持つ家族、特に親は多い。少しでも気を休めてもらいたい。このほか、年に数回家族教室を開いて専門家を招き、薬の処方、法律などを学ぶ勉強会を開いている」
 ー障害者を取り巻く環境に変化はありますか。
 「40年ほど携わっているが、制度や支援体制は整ってきた。だが、家族が近所に相談しにくいのは今も変わらない。正しい理解を求める必要がある」
 ーヤマモモの畑を開放しているのですね。
 「泥棒扱いされてしまうとのことから6年前から看板を設置するようにした。子どもたちにも『うまいな』と食べてもらえれば、こんなうれしいことはない」
 ◇
子どもの話になると日焼けした顔が緩む。
(静新平成21年7月3日「この人」)
  

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2009年07月03日

中島博康(なか、じまぴろやす)さん〈沼津市)

 消防庁長官表彰を受けた
 中島博康(なか、じまぴろやす)さん〈沼津市)
 沼津市平町で42年間にわたり「中島石油」を経営する傍ら、沼津市防火協会会長や県危険物安全協会連合会副会長などを務め、危険物保安に取り組む。71歳。
 ー受賞の感想を聞かせてください。
 「従業員や家族の協力があって協会の活動などに取り組んできた。わたし個人の力でなく、みんなの努力があってこそいただいた"ごほうび"だと思っている」
 ー防火協会はどんな活動をしているのですか。
 「自主保安部会を立ち上げ、訓練や講習に加え、毎年市内に500カ所以上ある危険物取り扱い施設の巡回をしている。会員の目で管理体制を審査し、事故が起きない環境づくりに努めている」
 ー今後の目標は。
 「ここ数年で会員の防災への意識は高まり、行政の協力も大きい。一方、AEDの普及や消防法改正による住宅用火災警報器の設置義務化など時代は変化している。時代に合った防火・防災組織にしたい」
 ◇
モットーは「地域密着」。対話を基本にした全力サービスを心掛ける。
(静新平成21年6月30日「この人」)
  

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