2012年02月28日

金子綾(かねこあや)さん(沼津市)

「ニューツーリズム商品企画コンテスト」で優秀賞
金子綾(かねこあや)さん(沼津市)


 地域資源を生かした体験・交流型観光の振興を狙いに県が本年度開いたコンテストで優秀賞を獲得した。香貫山からの夕景眺望、沼津港での食事などを盛ったプランが評価された。ブレインチャイルド勤務。沼津市出身、30歳。
 ー受賞プランに込めた思いは。
 「夕暮れ時に香貫山から眺める景色が大好き。白んだ富士山、駿河湾の輝き、街の明かりー。人気の海の幸を味わう前に、沼津ならではのそんな光景を満喫してもらいたい。一人旅が好きな女性向けに作成した」
 ー応募のきっかけは。
 「仕事で着地型観光にたずさわり、自分でも勉強をしてきた。行楽客の滞在時間が短く、かつ港に一極集中しているのが沼津の現況。広く、深く沼津を知ってもらおうと考えた」
 ー今後の抱負を。
 「まずは、仕事で取り組んでいる複数の着地型プログラムを実現させたい。観光客と同じ東部・伊豆という広い視野で物事を考え、地域活性化のお手伝いをしたい」
 ◇
休日は山歩きでリフレッシュ。
(静新平成24年2月28日「この人」)
  

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2012年02月26日

 前沼津商議所会頭 後藤さん叙勲祝う

 前沼津商議所会頭 後藤さん叙勲祝う

 昨年秋の叙勲で旭日双光章を受けた前沼津商工会議所会頭、後藤全弘さん(79)=沼津市小諏訪=の祝賀会が25日、同市内で開かれた。政財界を中心に親交がある230人が出席し、地域経済の振興に尽力した後藤さんの受章を祝った。
 後藤さんは1994年以降、沼津商議所で議員、常議員、副会頭を担い、2007年11月から会頭を3年間務めた。青年部活動の振興、中心市街地活性化、コンベンション受け入れの下地づくりなどを精刀的に進めた。
 発起人代表の栗原裕康沼津市長と来賓諸氏から祝辞を受けた後藤さんは、「私個人ではなく、商工会議所の事業が認められたと考えている。後押ししていただいた会員、職員、地域の皆さんに感謝したい」と述べた。
(静新平成24年2月26日朝刊)
  

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2012年02月23日

吾妻正弘(あずままさひろ)さん(沼津市)

ゆい年賀状版画コンクール一般の部最優秀賞を受賞した
 吾妻正弘(あずままさひろ)さん(沼津市)


 静岡市東海道広重美術館(同市清水区)とNPO法人ふれあい由比(同)が主催し、全国から660点が集まったコンクールで一般の部の最高賞に初めて輝いた。以前は小学校や中学校の美術教師を務め、版画のキャリアは40年以上になる。74歳。
 ー受賞の喜びを。
 「初めての応募だったので、最優秀賞との知らせを聞いたときには、まさかと思った。このような賞をいただくことができ、本当にうれしい」
 ー今回の作品の狙いは。
「今年のえとの竜をクローズアップした構図とし、紙版のステンシルを用い、多色刷りで表現した。実際の年賀状として使うため、多くの枚数が印刷できるように刷りの回数を少なくするよう考えた」
 ー今後の活動は。
 「作品を見て版画を始めるきっかけになった沼津市ゆかりの版画家山口源を顕彰する『山口源の会』に入り、活動している。版画制作の楽しさを多くの人に伝えたい」
 ◇
旅行も趣味。欧州各国をはじめ、海外へも出掛け、旅先でスケッチを楽しむ。
(静新平成24年2月23日「この人」)
  

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2012年02月22日

井出栄一(いでえいいち)さん

大中寺いもの会の会長を務める
 井出栄一(いでえいいち)さん:沼津

 沼津市の愛鷹山麓で栽培され、かつては皇室にも献上された大中寺芋。沼津商工会議所が進める沼津ブランドの認証を機に設立し、現在約20人でつくる生産者会の会長を務める。71歳。
 ー大中寺芋の特徴は。
 「里芋の一種で、大きな芋は重さ2㌔を超える。味はきめ細やかで、煮崩れしにくい。芋とゆかりが深い地元の大中寺がさまざまな用途に使ってくれてきたので、これまで種芋を絶やさずに栽培できた」
 ー地元の支援も大きい。
 「自治会やJAなどの協力を受けて、地域の新たな特産品を目指している。昨年開いた収穫祭などのイベントは好評だったが、知名度がまだ低い。さらに多くの人に芋の味を楽しんでもらえるように、品質を向上させていきたい」
 ー今後の目標は。
 「大中寺芋を原料に使った焼酎づくりを計画している。既に長野県の酒造会社に依頼し、早ければ春にも試供品が完成する予定だ。将来的には学校給食の食材にもなってほしい」
 ◇
メーンは茶業。減農薬、有機栽培での生産を目指している。
(静新平成24年2月22日「この人」)
  

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2012年02月17日

 高橋達也(たかはしたつや)さん(沼津市)

交流会開催20回を超えた引きこもり・不登校親の会「結」代表
 高橋達也(たかはしたつや)さん(沼津市)

 不登校や引きこもりの子どもを抱える保護者の交流会が20回を超えた。沼津市議。同市大岡、44歳。
 ー活動の目的は。
 「悩みを打ち明けられず地域で孤立してしまいがちな保護者の受け皿になろうと2010年春に設立した。30人が登録し、毎回10人ほどで茶話会や、成功例や親の心構えを聞く講座を開いている」
 ーやりがいを感じた瞬間は。
 「初めて来場した保護者が語り終えた時。思い詰めた表情が少し和らぐのを見て、役に立てたかなと実感する。真面目な人が多いだけに現状へのストレスも相当あるだろう。わずかな言葉で互いに悩みを共有できる場は必要だ」
 ーこれまでの活動の感想を。
 「立ち止まる時間は誰にも訪れるもの。子どもが再チャレンジを志した時、保護者を通じて背中を押せる存在になりたい。会の性格上、大々的な活動PRはできないのが悩み。1人でも多くの人に参加してもらうため、もっと努力したい」
 ◇
セーリングは25年続く趣味。タモリカップへの出場が楽しみ。
(静新平成24年2月17日「この人」)
  

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2012年02月04日

向坂芳明(さぎさかよしあき)さん(沼津市)

「交通安全凧(たこ)揚げ大会」で24年間作り方を指導
 向坂芳明(さぎさかよしあき)さん(沼津市)

 沼津市愛鷹地区のコミュニティー推進委員会が中心となって、平成元年から始まった年明け恒例の「交通安全凧揚げ大会」で、子どもたちに凧の作り方を指導して今年で24年目。工務店経営者で手先の器用さを生かす。沼津地区交通安全活動推進員。61歳。
 ー交通安全凧とは。
 「子どもたちが和紙と竹ひごで昔ながらの駿河凧を作り、好きな絵と交通安全を呼び掛ける言葉を書く。凧作りから凧揚げまでを楽しんでもらう」
 ー交通安全の啓発に凧を使う目的は。
 「凧と交通安全は関係ないという意見もあるが、みんなで集まって何かを作るだけで顔見知りが増え、日頃から自然に交通安全の声を掛け合える地域になる。凧作りの技術で貢献できればうれしい」
 ー凧作りを指導した24年間を振り返って。
 「昔、凧作りを教えた女の子が母親となり、自分の子供と一緒に凧作りを楽しむ姿を見ると感慨深い。地域全体で子どもたちを健全に育んでいきたい」
 ◇
釣りやゴルフ、写真など多趣味だったが、地域活動の多忙さで休止中。
(静新平成24年2月4日「この人」)
  

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