2013年06月28日

植田行宏(うえだゆきひろ)さん

伊豆三津シーパラダイスの支配人に就任した
 植田行宏(うえだゆきひろ)さん
separa
 1984年に伊豆箱根鉄道に入社。箱根十国峠レストハウスの支配人を経て、今年4月から水族館の責任者に。沼津市出身。47歳。
 ー支配人になった感想は。
 「焼津水産高の出身で、入社当時は水族館の飼育担当を希望していた。水族館で働けるようになってうれしい。これまでの仕事と内容が異なるので戸惑うことも多いが、それ以上にやりがいを感じている」
 ーどのような水族館を目指すか。
 「海洋生物との触れ合いが楽しめる水族館にしていきたい。イルカなど普段触る機会のない海獣との出合いの場を多くの来園者に提供していきたい」
 ー今後の新たな取り組みは。
 「行楽客の減少を食い止めるために、伊豆半島の水族館と動物園7施設が連携し誘客を図る組織を設立した。第1弾事業として7施設内のいずれかで撮った記念写真を他の施設で提示すると入場料金の割引などが受けられる企画を実施し、約460人が利用した。今後も伊豆の発展のために協力していきたい」
 ◇
趣味は釣りと旅行。
《静新平成25年6月28日(金)「この人」》
  

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2013年06月18日

伊豆箱根鉄道(三島市) 中村仁社長

伊豆箱根鉄道(三島市) 中村仁社長
nakamura
【なかむら・ひとし 成城大卒。1983年西武不動産入社、84年西武鉄道入社。2011年伊豆箱根鉄道取締役専務執行役員。12年代表取締役社長就任。千葉県出身。53歳。】
 課題を共有地域活性化
 伊豆地域を中心に鉄道駿豆線やバス、タクシーなどの運輸をはじめレジャー、不動産などの事業を展開する。各事業を支える伊豆の観光が低迷する中で、地域密着型企業としての取り組みや今後の戦略を聞いた。
 ー沿線4市町と駿豆線沿線地域活性化協議会を設置し、地域との連携を強化している。
 「沿線地区は今後、高齢化と人口減少が進み、経済的に衰退して元気がなくなる恐れがある。地域が衰退すればわれわれも衰退する。逆も言える。公共交通が一定の利用を確保している間に将来を見据えて、対策を考える必要がある。それが結果的に、地域の活性化につながっていくはず」
 ー撤退した西武沼津店本館の土地建物の所有者として、東部経済の活性化に向けた活用策の考えは。
 「西武沼津店が開店した当時は地域の商業センターの役目を担ったが、地域や社会の構造が変わった。ただ、沼津は県東部の中心都市であることに変わりはない。地域が何を求めているのかを見極め、解体工事中に方向性を決めていく。全国で散見される同様の商業施設の撤退後の活用事例も参考にしたい」
 ー今後の成長戦略をどう描くのか。
 「まずは地域公共交通を維持する役割がある。自治体の駅前開発に合わせて駅を改修すれば、駿豆線が利用しやすくなり、鉄道の価値も上がる。バスを利用する仕組みづくりも自治体と連携して進めたい。この事業は線路を移設して他地域に引っ越し、新たに始めることはできない。地域が求めていることに対応することで地域と共存共栄を図っていく」
《静新平成25年6月18日(火)「キーパーソン」》
  

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2013年06月14日

コロンビア大名誉教授 森島久代氏

コロンビア大名誉教授 森島久代氏
【もりしま・ひさよ 沼津市出身。沼津高女(現県立沼津西高)、東邦大医学部卒。渡米後、1961年にコロンビア大医学部に入り、84年に麻酔科学教授に就任した。2002年から同大名誉教授。83歳。】
morisima
 無痛分娩も一つの選択
 産科麻酔研究 渡米し半世紀
 1959年に渡米。米国コロンビア大医学部麻酔科で産科麻酔領域の臨床、研究活動に取り組み、日本人女性初の医学部教授を務めた。現在は日米を行き来して講演し、産科麻酔領域の知識の普及や女性医師の就労継続の啓発などに力を注ぐ。
 ー産科麻酔に携わるきっかけは。
 「戦時中に学生時代を過ごし、最初は外科医を志した。当時まだ新しかった麻酔学への転向を勧められ、1956年に東京大の麻酔科講座に医局員1号として入局した。その後、最新の麻酔学を学ぼうと米国留学を決意した。渡米後は、ワシントンD・Cの病院で研修医として懸命に働いた。人種的な差別にも直面した。そんな中、学位論文が認められてコロンビア大に採用。米国産科麻酔の先駆者ヴァージニア・アプガー教授と巡り会い、日本で産科麻酔領域の発展に貢献するのが使命と教えられた」
 ー産科麻酔とは。
 「出産時の痛みを緩和する無痛分娩(ぶんべん)のための硬膜外麻酔、帝王切開時や出産中の出血に対応する麻酔、新生児蘇生など幅広い。妊婦、胎児、新生児に安全安心な麻酔を行うための研究を続けてきた。米国では出産時、産科麻酔の専門医と産科、新生児科の医師が同じフロアに常駐し、さまざまな事態に対応する態勢が取られている」
 ー日本では無痛分娩が欧米に比べ普及していない。
 「背景に出産に対する考え方の違いがありそうだ。日本ではお産は痛いのが当たり前とされ、自然分娩が多い。痛みを感じるほど子供に愛情が生まれるとの考え方もある。一方、無痛分娩は強いストレスや不安感を和らげ、体力の回復も早い。そういったメリットの啓発も必要。出産方法の選択肢の一つとして、無痛分娩の知識が広まってほしい」
 ー女性医師へのメッセージを。
 「日本では国家試験合格者に占める女性の割合は3割超だが、医師として経験を積むべき良い時期に出産や育児などで離職するケースが多いと聞いている。最近は病院内の保育所設置など変化してきたが、医師不足の一つの要因だろう。一方で、米国ではキャリアを中断する女性の医師は少ない。確かに両立は大変だが、医師という職業は男女を問わず生涯の職業。自分自身が選択した道であることを忘れず、熱意と責任感を持ち、向き合ってほしい」(聞き手=東部総局・山本雅子)
《静新平成25年6月14日(金)「本音インタビュー」》
  

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2013年06月04日

堤和章(つつみかずあき)さん (沼津市)

沼津御用邸記念公園所長に就任した
 堤和章(つつみかずあき)さん (沼津市)
tutumi
 33年間勤めた旅行会社を退職後、沼津市振興公社に再就職し、3年間、沼津御用邸記念公園に勤務した。その後、市民文化ンターで事業係を担当した。同公園の指定管理者が沼津リバーサイドホテルなどを運営する呉竹荘(浜松)に代わった今年4月、呉竹荘に移り、所長に就任した。61歳。
 ー所長としての抱負を。
 「子どものころから慣れ親しんだ場所だが、地元の宝として守っていきたいという思いが一層強くなった。旅行会社での経験を生かしたいと思っている」
 ー民間の手法を経営にどう生かすのか。
 「集客力を高めるために東付属邸で特製弁当を楽しみながらホタルを観賞するといった新たな催しを打っていきたい。ホテル経営で培われた『もてなしの心』で気持ちの良い接客を心がけ、癒やしの場を提供していきたい」
 ー今後の展開は。
 「新たに『そば処』の開設を計画している。6月まで無料化する駐車場も好評なので、7月以降も続けていくことを検討している」

趣味はスポーツ観戦と音楽鑑賞。
《静新平成25年6月4日(火)「この人」》
  

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2013年06月03日

遠藤真由美さん

 遠藤真由美さん
(えんどう・まゆみ=沼津市・遠藤新聞舗店主、静新会会員遠藤思男氏の妻)
1日午前0時34分死去、49歳。沼津市出身。自宅は沼津市大手町5の11の3。告別式は5日牛後2時から、沼津市大岡2170の1、大岡平安典礼会館で。喪主は夫患男(ただお)氏。
《静新平成25年6月3日(月)朝刊》
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