2009年07月15日

勝又高雄(かつまたたかお)氏(48)

日本電気静岡支社沼津支店長
 勝又高雄(かつまたたかお)氏(48)
 先見据えた情報発信
 ーIT事業者として東部の経済環境の厳しさをどうみますか。
 「手掛けているITソリユーションやネットサポート事業のうち民間向けは自動車部品関連が多い。こうした企業の業績落ち込みは、IT投資に特に響く。昨年10月以降はてきめんで、受注は2割~2割5分減少した。企業向けにサーバーなどを貸し出すリース会社の与信も厳格化していて、各企業のシステム投資に急ブレーキがかかっているようだ」
 ー地域の活性化をどう支援しますか。
 「今の不況下では、各企業ともシステム投資をすぐ進めることは難しいだろう。だが、設備や業務の効率化、経費削減に向けた投資はいずれ必要になる。環境対策の要素も近年は企業にとって欠かせない。地元企業に向けて2、3年先の投資を見据えた情報発信をする。支店などを使い、10~30人単位のミニセミナーなども積極的に開催し、さまざまな事例や新技術を紹介していきたい」
 ー東部地区の観光を今後、どう展開すべきか助言はありますか。
 「素人目だが、どうも伊豆、東部に観光客を呼ぼうというような行動が弱いように思われる。静岡空港の開港は、地域を売り込むチャンスなのに、待ちの姿勢にみえる。身近な自然や市民が誇れる場所を、もっと発信すればいい。事業者としてこうした情報発信の支援はできる」
 【日本電気静岡支社沼津支店】ITシステムや情報機器の企業、団体向け直接販売や販売会社の支援を行う。エリアは富士川以東の県内。支店社員23人。沼津市大手町3丁目
(静新平成21年7月15日「熱き地域人」)
  

Posted by パイプ親父 at 10:11Comments(0)熱き人たち