2014年10月11日

 愛屋博司さん(あいやひろし)(沼津市)

プラサヴェルデの新館長に就任した
 愛屋博司さん(あいやひろし)(沼津市)


 JR沼津駅北口に整備された県東部初の総合コンベンション施設を指定管理する代表団体コングレ(東京都)の社員。5月に館長代理として着任し、10月1日付で前館長から引き継いだ。山口県下関市出身。56歳。
 ー7月20日に全面開業したばかり。現状は。
 「大都市の施設とは違って地域に密着した施設。行政や県東部地域コンベンションビューロー、沼津商工会議所など地元が一緒になって盛り上げてくれている。いいスタートが切れた」
 ープラサヴェルデのセールスポイントは。
 「大小の会議施設がある会議場をはじめ展示場とホテルが一体になっている。駅からも近い。他のコンベンション施設と戦うにはアフターコンベンションや価格の安さなどプラサヴェルデを使うメリットが必要。地域性を生かし、県外から人を呼ぶ会議やイベントを誘致していく」
 ー沼津市の感想は。
 「海があり海産物が豊富な下関と似た雰囲気を感じる。富士山や伊豆が近く観光地も充実し、県外へのアピール材料は十分にある」
 ー今後の抱負は。
 「『日本一親切な施設』が目標。ソフト、ハードの両面で利用者に満足してもらえる施設にする。その満足が次につながるはず。施設の知名度も十分ではないので、市民が集まるような自主企画も考えていく」
 ◇
大阪に家族を残して単身赴任中。
(静新平成26年10月11日「この人」)
  

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2014年10月07日

東京薬科大学 笹津備規学長

 自然科学系総合大として飛躍
 東京薬科大学 笹津備規学長
 米中韓との交流深め教育充実
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 東京薬科大学(東京都八王子市)は来年創立135周年を迎えるわが国薬学教育のパイオニアであり、薬学部は全国で最も多くの薬剤師を輩出する。生命科学部との2学部2研究科で自然科学系総合大学としてさらなる飛躍を目指し、米国や中国などとの国際交流の充実を図る笹津備規学長に聞いた。(平山一城)
 ー薬学部に歴史がありますね
「本学の淵源は1880(明治13)年に創立された日本初の私立薬学教育機関、東京薬舗学校です。明治時代の西洋式の医療制度『医制』によって、医師は処方箋を出し、調剤は薬剤師が行うようになりました。そのため、薬舗主(薬剤師)が必要となり東京薬舗学校が設立されました。本学は実学を重視して、多くの薬剤師を輩出、薬学界・薬業界を支えてきており、入学者全員が薬剤師の国家試験に合格することを第一の目標に掲げます。先日発表された昨年度薬剤師国家試験の本学の新卒者合格率は全国平均(70・49%)こそ上回りましたが、決して楽観できない結果となり、来年度の巻き返しを期しています」
 ー薬剤師の教育は6年制に移行しました
 「薬剤師の養成は6年制、研究者・技術者は4年制という区分ができ、本学は6年制一貫教育を選んだわけです。6年制で重要なのは臨床教育、つまり実際に病院や薬局に出向いての長期の実習教育です。本学では、大学付属の社会医療研究所が運営する薬局と研修スペースをも備えた日本最大規模の施設を今年度開設し、これを活用して研究・教育をさらに活性化し、地域社会の医療に貢献していきたいと思います」
 ーー生命科学部には新学科も
 「昨年度、生命医科学科を設置し、分子生命科学科、応用生命科学科の3学科制がスタートしました。従来の幅広い生命科学教育に加え、医学医療分野の専門的な知識・技術を教授し、生命科学と先進医療の懸け橋となる人材の育成を目指しています。現在、生命科学の発展に関心と期待が一層高まっており、生命科学を学ぶ学生や研究者がますます増加することが見込まれます」
 ー国際交流を活発化、さらにはキャンパスの「都心移転」も準備しているそうですね
 「中国中医科学院と30年来の交流があり、共同シンポジウムを開催しています。今年は先日、本学で中国、韓国の提携大学も交えて実施しました。また、本学と中国長春中医薬大学共催による、予防医療を実践できる人材育成を目的に『中国医学実践講座』も開始しています。米西海岸の大学との提携も古く、毎年40人近い学生が訪米します。本学は40年近く前、八王子キャンパスに全学移転しましたが、18歳人口減少の対応策のひとつとして、本学理事会で『都心回帰』の検討を進めています。伝統とチャレンジ精神に一層磨きをかけて時代の要請に応え、一歩先を見通した教育・研究を進めなければならないと考えています」
 ★印ささつ・まさのり 東京薬科大薬学部卒。同大学院博士課程単位取得退学。薬学博士。東京薬科大助教授、昭和薬科大助教授を経て1999年、東京薬科大教授。2011年4月から学長。67歳。
(産経平成26年5月21日「大學ナビ」)
  

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2014年10月02日

原いい日(ひ)さん (沼津市)

吉本興業「沼津市住みます芸人」
唯一の地元出身者 原いい日(ひ)さん (沼津市)
 
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吉本興業の常設劇場「沼津ラクーンよしもと劇場」が7月、沼津市に開業したのを機に、東京から古里に拠点を移した。一緒に移住した相方のうえたけさんとのコンビ「ヌマンズ」として活動する。劇場から徒歩5分の同市大手町出身。26歳。本名・原祥太。
 ーなぜ、古里で活動しようと考えたのか。
 「デビュー3年目。月2回しか出演できず、何かを変えたいと思っていた。そんな時、実家の近所に劇場ができると聞き、『住みます芸人』に手を挙げた。千葉出身の相方も快諾し、地元沼津を前面に出したコンビ名に変えた」
 ー沼津での活動は。
 「ほぼ毎日舞台に立てるようになり、お客さんの反応が分かって芸人として勉強になる。同期の中でも一番演じる機会があるのは幸せ。地元の友人が見にきてくれるのもうれしい」
 ー地元の劇場をどう盛り上げていくか。
 「お客さんが参加できる興行もあり、芸人との近さがこの劇場の良さ。まずは地元の人に親しんでもらい、沼津を訪れた観光客にも足を運んでもらえたらうれしい。笑いで沼津の活性化に役立ちたい」
 ー芸人としての目標を。
 「この劇場で経験を積んでチャンスをつかみたい。知名度を上げていき、近いうちに単独ライブができるようになれば」
 ◇
特技はパソコンでの映像編集。
(静新平成26年10月2日「この人」)
  

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