2009年03月30日

小渕優子少子化担当相

少子化対策に長期的視点を
 小渕担当相が講演
 小渕優子少子化担当相が二十九日、富士市内で講演し、「少子化対策には子育て世帯を支える短期策とともに、出産前も見据えた長期・総合的対策が欠かせない」として、これまで以上の予算配分の必要性を訴えた。
 自らも子育て中で、妊娠四カ月の妊婦でもある母親の視点を織り込みながら現状の課題を紹介し、「希望がかなわない国になっていることを問題視しなければならない」と指摘。「希望と現実の差を埋めれば出生率は一定程度上がる」として、経済負担軽減策や保育所整備など政府の取り組みを紹介した。
 その上で、「出産後の対策だけでは遅い。結婚や自立も含めた若者の雇用問題や経済対策など、出産以前の対策が必要」と述べ、子育てしやすい環境づくりのために社会の意識改革の重要性も説いた。
 講演は、地元幼・保・PTA関係者らが実行委員会を組んで開いた「子育てフォーラム」内で行われた。自民党少子化問題調査会会長を務める斉藤斗志二衆院議員も施策の現状や取り組みを説明した。
(静新平成21年3月30日(月)朝刊)


  

Posted by パイプ親父 at 10:45Comments(0)人物

2009年03月27日

ノーマン・ミネタ氏(元米商務長官)8年ぶり里帰り

ノーマン・ミネタ氏(元米商務長官)8年ぶり里帰り
両親の古里、清水と三島に 「自分のルーツ感じ落ち着く」


クリントン政権で商務長官、ブッシュ政権で運輸長官を務めたノーマン・ミネタ氏(七八)が二十三日、デニ夫人とともに両親の古里である清水町と三島市を訪れ、親族と交流を深めるなどした。ミネタ氏が"里帰り"するのは八年ぶり。
 ミネタ氏は笹川平和財団が日米関係緊密化のためにオピニオンリーダーを招く事業の第一号として来日中。清水町は父親、三島市は母親の故郷で、それぞれの実家や祖先が眠る墓などをいとこの峰田武三島市観光協会長らの案内で巡り、山本博保町長と小池政臣市長を表敬訪問した。
 両親の古里を訪れたことについてミネタ氏は「自分のルーツを感じて落ち着く」と笑顔を見せた。オバマ政権の駐日大使の候補として名が挙がったこともあり、同政権については「大きな期待をしている。経済問題を解決してほしい」と語った。
 ミネタ氏はカリフォルニア州サンノゼ市に生まれ、同市長や米下院議員を経て日系人で初めて米閣僚になった。現在は大手広告代理店ヒル&ノールトン社の副会長を務めている。
(静新平成21年3月24日朝刊)
  

Posted by パイプ親父 at 10:11Comments(0)人物

2009年03月26日

専務理事に木戸氏:沼津商議所

 専務理事に木戸氏(沼津商議所)
 沼津商工会議所は二十五日、沼津市内で通常議員総会を開いた。中小企業の持続的成長と地域活性化を目指した政策提言、要望活動の推進、地域資源を最大限に生かすものづくり事業など八つの主要事業項目を盛り込んだ平成二十一年度事業計画のほか、市財務部長の木戸英寿氏(六〇)を専務理事とする人事案を承認した。木戸氏は四月一日付で着任する。
 事業計画に盛り込んだ新規事業は▽金融機関との連携による再生支援事業の実施▽商議所会館建設の検討▽魅力ある市の産物を全国発信する沼津ブランド推進事業▽プレミア付き共通商品券の発行支援(四月の最終週に発売)ーなど。
 会議には約六十人が出席した。共済制度推進員、ISO14001取得事業所の表彰も行った。
(静新平成21年3月26日(木)朝刊)
  

Posted by パイプ親父 at 10:34Comments(0)人事

2009年03月25日

石川嘉延県知事辞職表明

石川知事が辞職表明会見 完全開港へ決断
03/25 14:19 (静新webnews)
 石川嘉延知事は25日午後、県庁で会見し、静岡空港の立ち木問題で航空法の高さ制限を超える支障物件を除去するため、地権者が前提条件として求めた辞職要求について「申し入れを受け入れる」と述べ、辞意を表明、完全開港に道筋をつける考えを示した。
 静岡空港の滑走路は2500メートルで建設したが、滑走路西側の制限表面に残る立ち木などが障害となり、300メートル短縮した2200メートルで暫定運用する。短縮工事には1億1000万円の追加支出を行い、当初の3月の開港予定は6月に延期された。
 立ち木などの支障物件が残ったのは測量ミスが原因で、石川知事は昨年末、期末手当(ボーナス)を全額返上したほか、ことし1月には一連の問題の責任を取るとして、自身の給与を3割、3カ月カットする処分を発表した。
 支障物件の除去をめぐっては、石川知事は地権者から同意を得られない場合は、民事訴訟による除去手続きに入る考えを示していた。

「辞職本当なら除去」立ち木地権者が意向
 石川嘉延知事が辞職する意思を固めたことを受け、静岡空港西側の立ち木などの地権者(49)=島田市湯日=は25日午前、「県から正式な内容が出なければ、コメントできない」とした上で、「本当に辞職するのであれば、(立ち木など)支障物件の除去に速やかに応じたい」との考えを示した。
 地権者は「職を辞すことは、知事との直接協議の場でこちらが書面で申し入れたことなので、その環境が整えば、なるべく速やかに対応するつもりだ」と述べ、「県のトップとしては責任を明確にしたことになる」との認識も示した。
 立ち木伐採などの具体的な時期については「現時点では、辞職時期も未定。正式な表明などがあった段階で、どの時期に、どう対応するかなどを判断する」とした。

  

Posted by パイプ親父 at 15:57Comments(0)政治

2009年03月24日

ノーベル賞の下村さんが記念講演

ノーベル賞の下村さんが記念講演 「難しいほど喜び大きい」
 オワンクラゲからの緑色蛍光タンパク質発見で昨年のノーベル化学賞を受賞した下村脩さん(80)が24日、都内で開かれた記念講演会(日本化学会など主催)で「難しいことほど達成した時の喜びが大きい。成功するまで頑張ろう」と、会場を埋めた1000人以上の参加者に呼び掛けた。

 講演のテーマは「天の導くままに-発光生物と半世紀」。下村さんは、発光生物の一つであるウミホタルの発光物質を結晶化することに成功した初期の研究について「偉い学者ができなかったことを、学識も経験も無い私が成し遂げた。終戦以来、灰色だった私の将来に希望を与えた」と振り返った。

 会場から研究の心構えを問われると「(私のことを)実験がうまいと言う人がいるが、本当に下手くそで失敗ばかりしている。いろんなアイデアを試して、100回のうち99回はうまくいかないが、反省して繰り返すことが大事」と話した。

 また、現在興味がある研究については「完成できなかった発光キノコの研究をしたいが、ノーベル賞で(多忙になり)どうにもなりません」と語り、笑いを誘った。

2009/03/24 18:19 【共同通信  

Posted by パイプ親父 at 20:28Comments(0)素晴らしい

2009年03月24日

上杉剛嗣さん(沼津東高教諭)

「駅弁掛け紙ものがたり」を出版した
 上杉剛嗣さん(うえすぎつよし)(三島市)
 「掛け紙」から駅弁の魅力について語った単行本「駅弁掛け紙ものがたり」を出版した。明治から平成の収集品百七十七枚を紹介している。沼津東高教諭。四十八歳。
 ー駅弁を包む掛け紙の魅力を教えてください。
 「何より味わう前のワクワク感。食後は旅先を思い出すための手段にもなる。掛け紙から中身を想像するのは、心で味わう文化。だから中身の写真は掲載しなかった」
 ー県内で印象深い掛け紙はありますか。
 「沼津駅や静岡駅で購入できる『鯛めし』。勢いよく跳びはねるタイが描かれ、生きのよさが伝わってくる。『SL弁当』(大井川鉄道)もこだわりがあっていい」
 ー県内の駅弁業者ヘメッセージを。
 「全国的に撤退する業者は毎年あるが、県内はない。百年以上続く老舗もあり、大変な努力をされている。朝は早く休みがない仕事だが、今後も絶やすことなく楽しませてほしい」

 沼津東高では新聞部顧問を務める。平成二十年度には県学校新聞コンクール最優秀賞に導いた。
(静新平成21年3月24日「この人」)


沼津東高教諭 上杉さん出版
 駅弁包む「掛け紙」つづる
 明治から平成 177枚掲載 路線ごとエピソード
 県立沼津東高教諭の上杉剛嗣さん=三島市=(四八)が、駅弁を包む「掛け紙」についてつづった「駅弁掛け紙ものがたり」(A5判、百三十六㌻、けやき出版)を出版した。人気総合駅弁サイト「駅弁の小窓」の管理人でもある上杉さん。「掛け紙は想像力をかき立てる。心で味わう魅力がある」と熱っぽく語る。
 明治から平成の国内の掛け紙に、戦前の樺太・満州・台湾・朝鮮半島を合わせた百七十七枚のコレクションを路線ごとに掲載している。一枚一枚にエピソードを添え、巻末にはコラムも収録。出版社の依頼を受け、わずか二カ月で書き上げた。
 掛け紙は旅心をくすぐる。網走駅の「オホーツク弁当」には流氷や能取岬が、西舞鶴駅の「御弁当」には天橋立の全景が細やかに描かれている。一方で時代性も色濃く反映。昭和十五年ごろの駅弁には「欲しかりません勝つまでは」と戦時標語が載っている。
 上杉さんが掛け紙収集を始めたのは中学一年の時。以来コレクションは五、六千種、一万枚に上るという。ロマン漂う大正、紙質低下が著しい戦中、、旅行ブームにより華やかさが増した昭和三十年代ー。掛け紙の変遷をそう特徴付ける。
 上杉さんは「掛け紙は文学と同じように自分なりの解釈が楽しめ、旅情を追憶できる。腹を満たすだけが駅弁ではない。日本人の心が詰まった文化だ」と解説する。
(静新平成21年3月17日(火)朝刊)
  

Posted by パイプ親父 at 12:36Comments(0)熱き人たち

2009年03月20日

沼津市異動:部長級(静新平成21年3月20日朝刊)

沼津市異動(静新平成21年3月20日朝刊)
 財務部長に粟原氏
 都市計画部長は内村氏

 沼津市は十九日、四月一日付の人事異動を内示した。部長級の退職者は五人。異動は八百二人で昨年より十一人増えた。
 財務部長の後任には粟原正宏財政課長が昇任し、引き続き市財政の要を務める。企画部政策広報局長で定額給付金室長も兼務する中山治久氏は企画部参事監となる。都市計画部長には内村博隆都市計画部次長兼計画課長、消防長も横山永次消防本部消防次長がそれぞれ昇格する。また沼津市立沼津高の校長には、民間から加地宗雄氏を新規採用する。
 行政課題への対応では中心市街地活性化や沼津駅周辺総合整備事業の一層の推進を図るため、まちづくり推進課、道路建設課に副参事職を配置、環境保全政策推進のため環境政策課を増員する。
【部長級】監査委員事務局長(都市計画部長)秋山精太郎▽企画部参事監兼政策広報局長兼定額給付金室長(企画部政策広報局長兼定額給付金室長)中山治久▽財務部長(財務部財政課長)粟原正宏▽都市計画部長(都市計画部次長兼計画課長)内村博隆▽消防長(消防本部消防次長)横山永次▽消防本部防災監(財務部参事兼納税管理課長)重田輝夫▽水道部長(水道部次長兼水道総務課長)水口優▽議会事務局長(財務部総務課長)堤茂▽市立高校校長加地宗雄
  

Posted by パイプ親父 at 14:29Comments(0)人事

2009年03月18日

川口泰弘(かわぐちやすひろ)さん(沼津市)

富士山百景写真コンテストで最高賞に輝いた
川口泰弘(かわぐちやすひろ)さん(沼津市)
 富士市主催のコンテストで約二千六百点からグランプリに輝いた。受賞作「天空の富士」は、街の暮らし見守るように、雲を越え夜空に静かにたたずむ富士をとらえた。会社員。六十一歳。.
 ー受賞の気持ちは。
「『信じられない』が本心です。写真は『HPでも』と息子がデジカメを買ってくれたのがきっかけ。経験もまだ六年。写真展応募も実は今回が初めてでしたからー」
 ー半年をかけて撮った一枚だそうですね。
 「雲海越しを狙って、雨上がりなど月に五、六回、旧富士川町の撮影地点に通いました。毎回午前二時すぎから明け方まで。待つ間は無心です。いい絵が撮れた時は、言葉で表せない気分です」
 ー富士山はどんな存在ですか。
 「初めは花でしたが、すぐ富士にはまりました。よく狙う夜の変化は昼以上。二度と同じ表情を見せない"お姫様"のような存在です」
 ◇
HP「富士山と花のページ」に日々の作品を紹介する。妻にも感謝。でも、賞金は「すいません。新しいカメラを買います」。
(静新平成21年3月18日「この人」)
  

Posted by パイプ親父 at 11:05Comments(0)受賞

2009年03月13日

学士院賞

 10氏に学士院賞
 江口、村上氏は恩賜賞も
 日本学士院(東京都)は十二日、学術上優れた業績に対して贈る二〇〇九年度の日本学士院賞の受賞者に、素粒子物理学で先駆的業績を挙げた江口徹京都大基礎物理学研究所長(六一)、中国文学の村上哲見東北大名誉教授(七八)ら九件十人を決めた。江口、村上両氏には恩賜賞も併せて贈る。
 授賞式は六月に東京で開かれ、学士院賞は一件につき賞金百万円、恩賜賞は銀製花瓶が贈られる。
(静新平成21年3月13日(金)朝刊)
  

Posted by パイプ親父 at 10:28Comments(0)受賞

2009年03月12日

工藤妙子(くどうたえこ)さん(沼津市)

歌集「白鷺(しらさぎ)」を自費出版
 工藤妙子(くどうたえこ)さん(沼津市)
 北海道で生まれ育ち、五十年ほど前、沼津市に移住した。短歌グループ「萩(はぎ)の会」に入会し、昨冬、約四百首の短歌を収めた歌集を自費出版した。七十四歳。
 ー歌集を出版したきっかけは何ですか。
 「友人の影響で始めた短歌は一日五首詠むようにしています。これまでに二千首以上を詠み、区切りとしてまとめました。周りの反応も大きく、アドバイスをもらえるのが刺激になります」
 ー短歌の魅力は。
 「自分が感じた自然の変化や心の中の思いを言葉にするのが楽しい。たとえ体が動かなくなっても詠むことができるので、一生涯の趣味になりそうです」
 ーどのような時に短歌を詠むのですか。
 「散歩中や家事の時など自分の思いを整理して、一気に歌を作りあげます。図書館に行き、さまざまな本を読んで参考にすることもあります」
 ◇
お気に入りは、赤い屋根の家が並ぶ故郷北海道の風景を思って詠んだ短歌。気候が穏やかな沼津は第二の古里という。
(静新平成21年3月12日「この人」)
  

Posted by パイプ親父 at 12:00Comments(0)人物紹介

2009年03月10日

中村健一氏(沼一小オヤジの会会長)

沼津一小オヤジの会会長
中村健一(なかむら、けんいち)さん
 二〇〇八年四月に発足した「沼津一小オヤジの会」の会長を務める。本年度は流しそうめんや親子ウオーキング、もちつき大会などを開催、好評を得た。四十四歳。
 ー会発足の経緯を教えてください。
 「入学式や運動会に出席する父親が増えている中、父親が気軽に参加できる組織をつくろうと話が持ち上がった。近隣の学校にオヤジの会があると聞いたのがきっかけとなった」
 ー一年間を振り返っていかがですか。
 「大変と思うことはなく、楽しかった。親子の触れ合いはもちろん、親同士の交流も深まった。子どもたちの笑顔が会の原動力。学校や地域の方々の協力もあり、感謝している」
 ー新年度の目標は何でしょうか。
 「頑張りすぎても無理が生じてしまうので、地道な活動を心掛ける。各自が得意なことを子どもたちに伝えていければいい。より多くの父親に参加を呼び掛け、他のオヤジの会とも連携したい」
 ◇
 香貫山ウオーキングで沼津の魅力を再発見した。
(静新平成21年3月10日「この人」)
  

Posted by パイプ親父 at 09:12Comments(1)人物紹介

2009年03月07日

勧山弘さん(沼津)表彰

勧山弘さん(沼津)表彰
「アイバンク推進45年」「ヘルシーソサェティー賞」
 アイバンク(献眼)運動推進を呼び掛け、先頭に立って国民運動に発展させた沼津市末広町、真楽寺住職の勧山弘さん(八九)が、優れた社会活動に貢献した人に贈る「ヘルシー・ソサエティー賞」(ジョンソン・エンド・ジョンソン、日本看護協会など共催)を受賞し、このほど都内で表彰された。
 勧山さんは沼津ライオンズクラブ会長に就任中の一九六四年、同クラブを通して日本で初めてアイバンク運動を始めた。九〇年には運動を中国にまで広げた。NPO法人日本アイバンク運動推進協議会を創設し、現在は最高顧問。
 同賞は国内外で学術・教育、医療、政治、ボランティア・市民活動を通し、国民の生活向上に貢献した人をたたえるため二〇〇四年に創設された。本年度は全国から四部門六人が選ばれた。
 勧山さんはボランティア(国際)部門での受賞。帝国ホテルで行われた授賞式では、審査委員から記念のクリスタルボールなどが手渡された。
 勧山さんは「私は四十五年前、一本のマッチを擦っただけ。それが皆の善意で百四十万本のマッチに火がついた。ライフワークとして、倒れるまで運動を続けていく」と話している。
(静新平成21年3月7日(土)朝刊)
  

Posted by パイプ親父 at 10:05Comments(0)受賞