2010年12月08日
服部厳一郎氏
チキリ社長
服部厳一郎(はっとりげんいちろう)氏(50)
地域資源、持続的に活用

ー不況が続きますが、業界の現状は。
「金融不安が始まってから取引のある法人の顧客から突然、『来年からうちの工場がなくなるんだ』と言われた事が何度もあり、そのたびに雇用不安を感じている。自らの業界に置き換えれば、社会のニーズをとらえたメーカーの商品を選び、消費者に売る企業にならなければいけない。地道だが不況に強い企業づくりに必要な視点だ」
ー力を注いでいる事業は。
「他社との差別化商品としては、TOTOの施工実績コンテストで昨年全国3位になった光触媒と、住宅や工場の屋根に施して太陽熱を遮断し、夏の冷房負担を減らす遮熱塗料のエコ関連商品の販売がある。遮熱塗料は早くから着目し、約10年前に国内でも先駆けて販売を始めた。最近注目しているのは耐性が抜群の舗装用塗料。公共事業の予算が削減されている今、商機を感じる」
ー県東部の活性化の鍵は。
「持続的な地域振興には、骨太の地域資源に着目した奇抜な発想が欠かせない。例えば沼津がゴルフ場が多い土地柄をPRするために、製菓会社と連携してゴルフ道具を模した菓子を考案し、景品に使ってもらうーといった取り組み。海なら魚とマリンレジャー、という既存の連想ではなく、あらゆる角度で活性化のヒントを検証すべき」
【チキリ】1924年創業。社員数30人。塗料やワイヤロープを中心とした産業資材の販売、公共工事などの建設業、工場の改修、住宅リフォームなどを手掛ける。清水町卸団地。
(静新平成22年12月8日「熱き地域人」)
服部厳一郎(はっとりげんいちろう)氏(50)
地域資源、持続的に活用

ー不況が続きますが、業界の現状は。
「金融不安が始まってから取引のある法人の顧客から突然、『来年からうちの工場がなくなるんだ』と言われた事が何度もあり、そのたびに雇用不安を感じている。自らの業界に置き換えれば、社会のニーズをとらえたメーカーの商品を選び、消費者に売る企業にならなければいけない。地道だが不況に強い企業づくりに必要な視点だ」
ー力を注いでいる事業は。
「他社との差別化商品としては、TOTOの施工実績コンテストで昨年全国3位になった光触媒と、住宅や工場の屋根に施して太陽熱を遮断し、夏の冷房負担を減らす遮熱塗料のエコ関連商品の販売がある。遮熱塗料は早くから着目し、約10年前に国内でも先駆けて販売を始めた。最近注目しているのは耐性が抜群の舗装用塗料。公共事業の予算が削減されている今、商機を感じる」
ー県東部の活性化の鍵は。
「持続的な地域振興には、骨太の地域資源に着目した奇抜な発想が欠かせない。例えば沼津がゴルフ場が多い土地柄をPRするために、製菓会社と連携してゴルフ道具を模した菓子を考案し、景品に使ってもらうーといった取り組み。海なら魚とマリンレジャー、という既存の連想ではなく、あらゆる角度で活性化のヒントを検証すべき」
【チキリ】1924年創業。社員数30人。塗料やワイヤロープを中心とした産業資材の販売、公共工事などの建設業、工場の改修、住宅リフォームなどを手掛ける。清水町卸団地。
(静新平成22年12月8日「熱き地域人」)
Posted by パイプ親父 at 12:00│Comments(0)
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