2010年05月19日
小笠原一夫氏
宇徳通運社長
小笠原一夫(おがさわらかずお)氏(67)
立地生かす都市構想を

ー東部は新東名、東駿河湾環状道路など道路インフラの整備が進行中ですね。
「その影響か御殿場、裾野を中心に企業の進出が続いています。物の動きは今後も増えるでしょう。産業用道路としての性格を帯びている新東名は、物流業界としても期待をしています。これらインフラ、特に東駿河湾環状道路を生かし地域を活性化するには、東部・伊豆がその魅力を増さねばならない。ハード頼みだけではいけません」
ー東部の現況をどのように見ていますか。
「恵まれた立地条件が目を引く陰で、都市としての力は伸び悩んでいるのではないでしょうか。住民同士の交流が盛んな半面、自治体の壁がいくつもある。将来を見据えれば、規模が大きく、広域的な視野を持った行政が必要ですね。生まれ育った沼津について言うなら、残念ながら疲弊を感じます」
ー東部地域の理想像を語ってください。
「ひとつは国内外の各地から人が訪れ、滞在しながら心身をリフレッシュできる土地であること。もう一つは、東のつくば、西の京阪奈に匹敵するような学術都市ですね。ファルマバレープロジェクトがその弾みになることを期待します。先端企業と研究者が集うような環境整備は、官民挙げて取り組んでいくだけの価値があると思います」
【宇徳通運】1950年、「沼津宇徳」として宇徳運輸(横浜市)から独立。運送、機械器具設置工事、梱包、倉庫業などを手掛ける。2009年に富士御殿場工業団地内にレトロフィットを視野に入れた工場兼倉庫を新設。本社は沼津市大岡。
(静新平成22年5月19日「熱き地域人」)
小笠原一夫(おがさわらかずお)氏(67)
立地生かす都市構想を

ー東部は新東名、東駿河湾環状道路など道路インフラの整備が進行中ですね。
「その影響か御殿場、裾野を中心に企業の進出が続いています。物の動きは今後も増えるでしょう。産業用道路としての性格を帯びている新東名は、物流業界としても期待をしています。これらインフラ、特に東駿河湾環状道路を生かし地域を活性化するには、東部・伊豆がその魅力を増さねばならない。ハード頼みだけではいけません」
ー東部の現況をどのように見ていますか。
「恵まれた立地条件が目を引く陰で、都市としての力は伸び悩んでいるのではないでしょうか。住民同士の交流が盛んな半面、自治体の壁がいくつもある。将来を見据えれば、規模が大きく、広域的な視野を持った行政が必要ですね。生まれ育った沼津について言うなら、残念ながら疲弊を感じます」
ー東部地域の理想像を語ってください。
「ひとつは国内外の各地から人が訪れ、滞在しながら心身をリフレッシュできる土地であること。もう一つは、東のつくば、西の京阪奈に匹敵するような学術都市ですね。ファルマバレープロジェクトがその弾みになることを期待します。先端企業と研究者が集うような環境整備は、官民挙げて取り組んでいくだけの価値があると思います」
【宇徳通運】1950年、「沼津宇徳」として宇徳運輸(横浜市)から独立。運送、機械器具設置工事、梱包、倉庫業などを手掛ける。2009年に富士御殿場工業団地内にレトロフィットを視野に入れた工場兼倉庫を新設。本社は沼津市大岡。
(静新平成22年5月19日「熱き地域人」)
Posted by パイプ親父 at 14:53│Comments(0)
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