2010年03月24日
中西大悟さん(37)
中西大悟さん(37)
手作り和菓子に笑顔
沼津の特養ホームでお茶会
元入所者の孫中西さん協力

沼津市平沼の特別養護老人ホーム「みはるの丘浮島」(山下勇施設長)は21日、初めてのお茶会を開いた。同市大手町の和菓子店「村上屋」の職人中西大悟さん(37)の協
力で実現し、高齢者向けに工夫が施された和菓子と抹茶を、入所者約80人が楽しんだ。
中西さんは、11日に死去した元入所者の村上博一さん(享年93歳)の孫。「祖父の代わりにお礼を」と、食べやすいよう小さくした練りきりやうぐいすもち、柔らかく仕上げた水ようかんなどを用意し、薄ピンク色にしたり、桜花の塩漬けを載せたりと春らしさを表現した。
生前和菓子職人だった村上さんは中西さんが同じ道を志すきっかけを作った"育ての親"。「ずっと背中を見て追い掛けてきた。協力してほしいとホームに言われた時は、特別な思いで引き受けた」と振り返る。来場したお年寄りが「どれにしようか」と顔をほころばせるのを見て「祖父も天国で喜んでいるはず」とほほ笑んだ。
(静新平成22年3月22日朝刊)
手作り和菓子に笑顔
沼津の特養ホームでお茶会
元入所者の孫中西さん協力

沼津市平沼の特別養護老人ホーム「みはるの丘浮島」(山下勇施設長)は21日、初めてのお茶会を開いた。同市大手町の和菓子店「村上屋」の職人中西大悟さん(37)の協
力で実現し、高齢者向けに工夫が施された和菓子と抹茶を、入所者約80人が楽しんだ。
中西さんは、11日に死去した元入所者の村上博一さん(享年93歳)の孫。「祖父の代わりにお礼を」と、食べやすいよう小さくした練りきりやうぐいすもち、柔らかく仕上げた水ようかんなどを用意し、薄ピンク色にしたり、桜花の塩漬けを載せたりと春らしさを表現した。
生前和菓子職人だった村上さんは中西さんが同じ道を志すきっかけを作った"育ての親"。「ずっと背中を見て追い掛けてきた。協力してほしいとホームに言われた時は、特別な思いで引き受けた」と振り返る。来場したお年寄りが「どれにしようか」と顔をほころばせるのを見て「祖父も天国で喜んでいるはず」とほほ笑んだ。
(静新平成22年3月22日朝刊)
Posted by パイプ親父 at 18:39│Comments(0)
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