2010年03月17日

三沢清利(みさわきよとし)氏(61)

特種東海ホールディングス社長
 三沢清利(みさわきよとし)氏(61)
 ファルマに活性化の鍵

三沢清利(みさわきよとし)氏(61)
 ー県東部の経済環境、今後の見通しについてどうみますか。
 「良い感じはしない。この6~7年は東京を拠点としていて地元から離れているが、沼津や三島の中心商店街はシャッター街に近くなっているのではないかと感じている。製紙業界も改変が続き、われわれグループも変化してきたが、日本を代表していた大昭和製紙が日本製紙になるなど大きく様変わりした。こうした状況下での地域活性化には、もう少し大きな政治力が必要ではないか」
 ー地域を代表する企業として東部の活性化をどう支援しますか。
 「特種製紙は長泉で生まれ育ち、前身を入れれば90年余り。地域に対して密着感がある。地元採用を主としてきたので、地域には当社4代目の社員など家族を含め数多くの関係者がいる。非常に愛着は強い。地元協力では産業祭参加や、長泉工芸村への土地の無償貸与などを進めている。ただ、一民間企業としては、できることは限られている。市町がビジョンをもっと明確に出し、企業に対して協力を求めるのなら、精いっぱいのことはやらせてもらう」
 ーファルマバレープロジェクトはどう展開すべきでしょうか。
 「医療分野は今後も成長が期待できる。紙がかかわる技術では、鉗子(かんし)などの医療器具を中に入れたまま殺菌できる医療包材を開発した。しかし、ファルマでもトップリーダーが必要だ。サンフロントなどの取りまとめで、こんな動きが必要だーなどの要請があれば、積極的に参画していきたい」
 【特種東海ホールディングス】特種製紙は1926年創業。特殊紙のリーディングカンパニーとして数々の国産第1号を開発。2007年東海パルプと統合し、10年には特種東海製紙設立予定。
(静新平成22年3月17日「熱き地域人」)


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Posted by パイプ親父 at 11:18│Comments(0)熱き人たち
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