2010年02月24日

伊東哲夫(いとうてつお)氏(62)

伊東法律事務所所長
 伊東哲夫(いとうてつお)氏(62)
 沼津の交通改善不可欠

伊東哲夫(いとうてつお)氏(62) ー地域活性化への課題をどう見ますか。
 「気候温暖、風光明媚(めいび)、近首都圏の魅力を生かし、沼津や東部に人を集める必要がある。ターゲットを『定住者』か『買い物客、観光客』のどちらかに絞り集中的に施策展開する方が効果的では。いずれにしても都市機能を充実させて東西南北の交通の便を改善させる必要はあり、沼津駅周辺総合整備事業は不可欠。沼津の未来の"絵"を一刻も早く描ける状況をつくらなければ、地域の停滞感は増すばかりだ」
 ー沼津市行革推進委員長として、行革を進める上での課題は何ですか。
 「市政の無駄を省き、市民本位の行政サービスを効率的、効果的に提供するために改革を進めるのが行政改革。一方で、市役所は市民、ことに弱者のよりどころなので、効率を過度に追求するあまり、行政が役割を放棄してしまったり、民間との協働関係が損なわれたりする懸念も生じる。営利企業ではない感覚で、両者の視点からバランスを保つよう、努力が必要だ」
 ー県東部の合併への考え方は。
 「まず推進論者は県東部の合併がなぜ必要か、目指すものは何かを市民に説明してほしい。次に、沼津市民(もしくは県東部の"地域民"のどちらの観点で合併をとらえるかがポイント。沼津市が東部の拠点都市としての地位を確保するのではなく、"地域民"の視点に立って、それぞれの地域の役割分担を構築する必要を感じる。まずは沼津市と三島市が連携を模索することが必要だ」
 【伊東法律事務所】1985年1月、設立した。伊東所長ら弁護士2人が在籍する。沼津市市場町。
(静新平成22年2月24日「熱き地域人」)


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Posted by パイプ親父 at 19:56│Comments(0)熱き人たち
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