2014年12月04日

長澤一成氏

駿河白隠塾の代表に就任した
 長沢一成さん(ながさわかずなり)(沼津市)
nagasawa

 江戸時代に沼津を拠点に禅の教えを広め、臨済宗中興の祖といわれる白隠禅師(1685~1768年)の業績を学び、魅力を発信する塾を関係者と設立した。情報誌の発行や映像製作などを手掛ける耕文社(沼津市足高)社長。51歳。
 ー白隠塾の活動内容は。
 「11月に沼津市で行われた花園大国際禅学研究所主催の白隠フォーラムに合わせて誕生した塾。白隠のメッセージ性のある禅画が近年、若者や外国人らの注目を浴びる中、市民が中心となってその業績を再評価していきたい。来年2月に白隠塾によるフォーラムを計画中で、有名講師を迎えるつもり。白隠ゆかりの地を巡るイベントも考えたい」
 -白隠塾の現状は。
 「フォーラムの日だけで100人近くの申し込みがあり、県外を含め会員は着実に増えている。随時募集中で、県東部を中心に多くの人に関わってほしい」
 ー個人としての白隠への思い入れは。
 「白隠の兄の子孫に当たる。学問的な著作を膨大に残しながらも庶民に分かりやすく禅を説いた白隠の幅の広さが非常に魅力的」
 ー今後の目標は。
 「白隠は知れば知るほど面白さがある。白隠の地元である原地区をはじめ、県東部にはゆかりの地がたくさんある。将来的には観光資源として確立し、地域の活性化にも結び付けたい」
 ◇
子供の頃から天体観測が趣味。
(静新平成26年12月4日「この人」)
  
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2014年10月11日

 愛屋博司さん(あいやひろし)(沼津市)

プラサヴェルデの新館長に就任した
 愛屋博司さん(あいやひろし)(沼津市)


 JR沼津駅北口に整備された県東部初の総合コンベンション施設を指定管理する代表団体コングレ(東京都)の社員。5月に館長代理として着任し、10月1日付で前館長から引き継いだ。山口県下関市出身。56歳。
 ー7月20日に全面開業したばかり。現状は。
 「大都市の施設とは違って地域に密着した施設。行政や県東部地域コンベンションビューロー、沼津商工会議所など地元が一緒になって盛り上げてくれている。いいスタートが切れた」
 ープラサヴェルデのセールスポイントは。
 「大小の会議施設がある会議場をはじめ展示場とホテルが一体になっている。駅からも近い。他のコンベンション施設と戦うにはアフターコンベンションや価格の安さなどプラサヴェルデを使うメリットが必要。地域性を生かし、県外から人を呼ぶ会議やイベントを誘致していく」
 ー沼津市の感想は。
 「海があり海産物が豊富な下関と似た雰囲気を感じる。富士山や伊豆が近く観光地も充実し、県外へのアピール材料は十分にある」
 ー今後の抱負は。
 「『日本一親切な施設』が目標。ソフト、ハードの両面で利用者に満足してもらえる施設にする。その満足が次につながるはず。施設の知名度も十分ではないので、市民が集まるような自主企画も考えていく」
 ◇
大阪に家族を残して単身赴任中。
(静新平成26年10月11日「この人」)
  

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2014年10月07日

東京薬科大学 笹津備規学長

 自然科学系総合大として飛躍
 東京薬科大学 笹津備規学長
 米中韓との交流深め教育充実
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 東京薬科大学(東京都八王子市)は来年創立135周年を迎えるわが国薬学教育のパイオニアであり、薬学部は全国で最も多くの薬剤師を輩出する。生命科学部との2学部2研究科で自然科学系総合大学としてさらなる飛躍を目指し、米国や中国などとの国際交流の充実を図る笹津備規学長に聞いた。(平山一城)
 ー薬学部に歴史がありますね
「本学の淵源は1880(明治13)年に創立された日本初の私立薬学教育機関、東京薬舗学校です。明治時代の西洋式の医療制度『医制』によって、医師は処方箋を出し、調剤は薬剤師が行うようになりました。そのため、薬舗主(薬剤師)が必要となり東京薬舗学校が設立されました。本学は実学を重視して、多くの薬剤師を輩出、薬学界・薬業界を支えてきており、入学者全員が薬剤師の国家試験に合格することを第一の目標に掲げます。先日発表された昨年度薬剤師国家試験の本学の新卒者合格率は全国平均(70・49%)こそ上回りましたが、決して楽観できない結果となり、来年度の巻き返しを期しています」
 ー薬剤師の教育は6年制に移行しました
 「薬剤師の養成は6年制、研究者・技術者は4年制という区分ができ、本学は6年制一貫教育を選んだわけです。6年制で重要なのは臨床教育、つまり実際に病院や薬局に出向いての長期の実習教育です。本学では、大学付属の社会医療研究所が運営する薬局と研修スペースをも備えた日本最大規模の施設を今年度開設し、これを活用して研究・教育をさらに活性化し、地域社会の医療に貢献していきたいと思います」
 ーー生命科学部には新学科も
 「昨年度、生命医科学科を設置し、分子生命科学科、応用生命科学科の3学科制がスタートしました。従来の幅広い生命科学教育に加え、医学医療分野の専門的な知識・技術を教授し、生命科学と先進医療の懸け橋となる人材の育成を目指しています。現在、生命科学の発展に関心と期待が一層高まっており、生命科学を学ぶ学生や研究者がますます増加することが見込まれます」
 ー国際交流を活発化、さらにはキャンパスの「都心移転」も準備しているそうですね
 「中国中医科学院と30年来の交流があり、共同シンポジウムを開催しています。今年は先日、本学で中国、韓国の提携大学も交えて実施しました。また、本学と中国長春中医薬大学共催による、予防医療を実践できる人材育成を目的に『中国医学実践講座』も開始しています。米西海岸の大学との提携も古く、毎年40人近い学生が訪米します。本学は40年近く前、八王子キャンパスに全学移転しましたが、18歳人口減少の対応策のひとつとして、本学理事会で『都心回帰』の検討を進めています。伝統とチャレンジ精神に一層磨きをかけて時代の要請に応え、一歩先を見通した教育・研究を進めなければならないと考えています」
 ★印ささつ・まさのり 東京薬科大薬学部卒。同大学院博士課程単位取得退学。薬学博士。東京薬科大助教授、昭和薬科大助教授を経て1999年、東京薬科大教授。2011年4月から学長。67歳。
(産経平成26年5月21日「大學ナビ」)
  

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2014年10月02日

原いい日(ひ)さん (沼津市)

吉本興業「沼津市住みます芸人」
唯一の地元出身者 原いい日(ひ)さん (沼津市)
 
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吉本興業の常設劇場「沼津ラクーンよしもと劇場」が7月、沼津市に開業したのを機に、東京から古里に拠点を移した。一緒に移住した相方のうえたけさんとのコンビ「ヌマンズ」として活動する。劇場から徒歩5分の同市大手町出身。26歳。本名・原祥太。
 ーなぜ、古里で活動しようと考えたのか。
 「デビュー3年目。月2回しか出演できず、何かを変えたいと思っていた。そんな時、実家の近所に劇場ができると聞き、『住みます芸人』に手を挙げた。千葉出身の相方も快諾し、地元沼津を前面に出したコンビ名に変えた」
 ー沼津での活動は。
 「ほぼ毎日舞台に立てるようになり、お客さんの反応が分かって芸人として勉強になる。同期の中でも一番演じる機会があるのは幸せ。地元の友人が見にきてくれるのもうれしい」
 ー地元の劇場をどう盛り上げていくか。
 「お客さんが参加できる興行もあり、芸人との近さがこの劇場の良さ。まずは地元の人に親しんでもらい、沼津を訪れた観光客にも足を運んでもらえたらうれしい。笑いで沼津の活性化に役立ちたい」
 ー芸人としての目標を。
 「この劇場で経験を積んでチャンスをつかみたい。知名度を上げていき、近いうちに単独ライブができるようになれば」
 ◇
特技はパソコンでの映像編集。
(静新平成26年10月2日「この人」)
  

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2014年08月19日

沼津信用金庫(沼津市) 紅野正裕 理事長

沼津信用金庫(沼津市) 紅野正裕 理事長


 顔合わせ信頼関係築く
 金融業務に限らず中小企業者や地域住民の相談事を何でも引き受ける「ぬましん相談センター」を新設するなど、地域の成長に向けた取り組みを強化する。持続的成長を図るための事業展開などを聞いた。
 ー地域に密着した事業を進める。
 「信用金庫は地域と運命共同体の存在で、地域経済の発展とともに成長する。体に例えると、お金は経済の血液。日本銀行が心臓とすれば、信用金庫は顧客の細胞に一番近い毛細血管に当たる。少し駄目になってもすぐに命に関わらないが、放置すると大変な事態を引き起こす。地域経済のためには血液の循環が悪くならないよう努めることが大切だ」
 ー相談センター開設の狙いは何か。
 「顔を合わせて信頼関係を築く信用金庫の精神の原点に返る。本当の相談や悩みを把握し、迅速に対応する。このような理念を具現化した。長生きして安心できる基盤づくりにもつなげる。高齢ではなく"幸齢"化社会の実現に向けて役立ちたい。成年後見制度のうち本人があらかじめ財産管理などの代理人を選ぶ任意後見制度を活用した仕組みも考えたい」
 ー県東部地区の展望は。
 「富士山世界遺産登録、2020年の東京五輪は大きな契機。ファルマバレーや温泉など地域資源を生かした医療ツーリズムを確立し、外国人の誘致につなげたらどうか。産学官金が連携した活動になる。営業エリアの首長や商工会議所会頭などに会い、富士山周辺が魅力的な地域として日本のモデルになるよう官民一体の取り組みを呼び掛けている」
(静新平成26年8月19日「キーパーソン」)
  

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2014年08月14日

堀井重利(ほりいしげとし)さん(沼津市)

沼津商工会議所青年部会長に就任した
 堀井重利(ほりいしげとし)さん(沼津市)


 スローガンに「さらなる挑戦!次のステージへ沼津YEG」を掲げた。若手経営者や後継者ら約200人の旗振り役として、第26代会長に就いた。造り付け家具などを製作する堀井木工所社長。三島市出身。49歳。
 ー重点を置く活動は。
 「2019年度日本商議所青年部全国大会の沼津開催に向けた誘致活動が正念場を迎えている。何としても沼津に持ってきたい」
 ー沼津の地域経済の現状をどうみているか。
 「沼津駅の高架化事業が進まず、駅周辺の中心市街地などで衰退が目立つ。街全体も元気がない。経済団体や行政と連携して活性化策に取り組む。県東部を引っ張れるようまちづくりの一助を担いたい」
 ー具体的に何をするか。
 「全国大会開催も目的ではなく地域振興の手段。一過性ではなく、沼津の良さをアピールし、翌年の東京五輪での誘客にもつなげられるように取り組みたい。プラサヴェルデの開業も大きな契機。国内外の人たちを受け入れられる環境を整えていきたい」
 ーどのような組織を目指すのか。
 「会員交流を深めていきたい。家族から活動への理解を得られるよう交流会も開催する。県東部地区の青年部との連携も進め、東部全体が底上げできる活動にも臨んでいきたい」

旅行と映画観賞が趣味。20代のころ、2カ月かけて車で日本一周した。
(静新平成26年8月14日「この人」)
  

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2014年08月07日

 細田裕紀さん(ほそだひろき)(沼津市)

 小型昆虫の写真展を開いている
 細田裕紀さん(ほそだひろき)(沼津市)
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 1㌢にも満たない昆虫を中心に紹介している写真展は、沼津市芹沢光治良記念館の夏休み企画展。引き伸ばしレンズを使って撮影し、小さな昆虫の細部まで写し出している。56歳。
 ー写真を始めたきっかけは。
 「父親が写真好きで、カメラを買い替えるたびに、お下がりのカメラが手に入るので、自然と子どもの頃から写真を撮るようになった。当時から昆虫や植物をよく撮っていた」
 ー小さな昆虫にこだわるわけは。
 「普通の図鑑に載っているのは、大きめの昆虫ばかり。小さな昆虫を写真に撮ると、肉眼では見えない美しさを発見できる。人には撮れないものを撮ろうと、5、6年前から県内を中心に小さな昆虫を追い掛けている」
 ー撮影の難しさは。
 「引き伸ばし用レンズで撮るのでピントが合うのは1点だけ。その距離まで近付いてシャッターを切る。よく飛び回る昆虫は一発勝負の場合が多い」
 ー今後の目標は。
 「今回が初めての写真展。バラエティーに富んだ内容にしようと、さまざまな種類の昆虫を選んだ。今後はテーマを決めた写真展ができればと思う。小さな昆虫だけを紹介する図鑑も作ってみたい」
 ◇
小さな昆虫を精密に描いた絵も出品した。31日までの展示期間中、昆虫画の教室も開く。
(静新平成26年8月7日「この人」)
  

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2014年06月25日

山本泰平さん(やまもとたいへい)(沼津市)

故三国連太郎さんをしのぶメモリアル企画の実行委員長
 山本泰平さん(やまもとたいへい)(沼津市)


 沼津市で晩年を過ごし、昨年4月に亡くなった俳優の故三国連太郎さんの足跡をたどる企画「ありがとう三国さん」の実行委員長。県東部で映画やドラマなどの撮影を支援する駿河湾沼津フィルムコミッション「ハリプロ映像協会」の会長も務める。54歳。
 ー企画の狙いは。
 「撮影で全国各地を巡り、さまざまな土地の良さを知っている三国さんが、なぜ沼津をついのすみかに選んだのか市民みんなで考えることで、郷土の魅力を再認識する機会にしたい」
 ー具体的な内容は。
 「三国さんが足しげく通った飲食店などお気に入りのスポットや、三国さんと親交があった人から聞いた逸話などを紹介する。出演作の上映会やポスター展なども予定している」
 ー三国さんの印象は。
 「若い頃から役者という仕事に厳しく向き合い、数々の伝説を残した。映画『飢餓海峡』や『復讐するは我にあり』では、人間の善悪、表裏など複雑な部分を見事に表現していた」
 ー三国さんに関する情報を募集している。
 「街で三国さんを見かけたり、会話したりしたことがある人を取材して、三国さんが愛した沼津の良さを市内外に発信したい。さまざまな情報を実行委員会事務局(沼津市ぬまづの宝推進課)に寄せてほしい」

沼津市新宿町で現代的な.デザインの仏壇の販売店を経営している。
(静新平成26年6月24日「この人」)
  

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2014年06月24日

下田城二さん(しもだじょうじ)(沼津市)

「県ほたるサミット2014in伊豆」の実行委員長を務める
 下田城二さん(しもだじょうじ)(沼津市)
simoda

 「自然環境の保全と観光の融和」をテーマに28日に伊豆市で開催するほたるサミットに向け、準備に奔走する。県ホタル連絡協議会顧問、沼津ホタル保護研究会長も務める。61歳。
 ーサミットの狙いは。
 「自然環境の保全と保護や、児童教育の育成などを進めるのが目的で、県内外のホタル研究組織や団体、愛好家らが一堂に集う。ホタルを縁にした観光活性化も図りたい」
 ーサミットでは何を行うのか。
 「ホタルの発光をテーマにした基調講演、有識者らによるパネル討論、ホタルの観賞スポット紹介などを予定している。特産品の販売や抽せん会なども行い、誰もが楽しめる場にする」
 ー今後はどのような展開を考えているのか。
 「自然環境保全と体験教育、観光地域活性の実現に向け、官民一体となって取り組みたい。これから20年かけて、県東部の20市町で毎年サミットを開いていくつもり。そのために、実行委として市町の協刀を得ながら進めていく」
 ーホタルの魅力は。
 「ホタルは夏の風物詩であり、飛び交う姿は心を和ませる。ホタルの幻想的な光を通し、生物の生息環境や生態系に対する理解を深めることもできる。県東部は5月下旬から7月中旬まで観賞できる。この自然をいつまでも伝えたい」
 ◇
全国各地のホタルの生息地を巡るのが楽しみ。
(静新平成26年6月24日「この人」)
  

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2014年06月21日

平井貴さん(ひらいたかし)(沼津市)

 沼津市消防本部の消防長に就任した
 平井貴さん(ひらいたかし)(沼津市)
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 1979年に消防本部に入り、防災地震課、通信司令室など幅広い部署を歩んできた。57歳。
 ー印象深い勤務地は。
 「20代のころ、勤務した本部予防課。完成した建物の検査が主な仕事だったが、先輩から知識をつけるようにと言われ、消防法を毎日勉強した。消防の現実と照らし合わせ、どのように法律を解釈するか。先輩方と何度も話し合ったことは職場で得た財産だ」
 ー管内の火災の現状は。
 「4月には消防OBが犠牲になった火災があり、職員全員が大きなショックを受けた。全体的には火災報知器設置の呼び掛けや、市内の各消防クラブによる街頭活動の成果もあって、火災件数は減少傾向にある」
 ー駿東伊豆地区で進めている消防救急広域化は。
 「4市3町、五つの消防本部をまとめ、2016年度を目安に新体制で臨みたい。駿東伊豆地区でお互いが足りない部分を補い合えるようになれば、素早い対応が可能になる。住民にもより安心感を与えられる」
 ーほかに課題は。
 「東名、新東名それぞれの高速道にスマートインターチェンジができる沼津市の西部地域は、予想される交通量の増加にも対応できる出動態勢が求められる。老朽化が進んでいる西分署と原分遣所を統合した西部の拠点を16年度、原団地内に新設する」
 ◇
 消防同期の18人は仲が良く、今も年1回集まる。
(静新平成26年6月21日「この人」)
  

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2014年06月18日

田村英二氏

 沼津港で開かれたバルのリーフレットをデザインした
 田村映二さん(たむらえいじ)(沼津市)
tamura

 国内外で知られる立体イラストレーター。発泡スチロールや木材などを使って作る。リーフレットのような平面のデザインも立体化した作品を撮影し、パソコン内で加工する。おしゃれで温かみのある作品は、雑誌の表紙や企業の広告など幅広く掲載されている。講演依頼も多い。58歳。
 ーリーフレットのデザインの特徴は。
 「バーやレストラン、海に浮かぶ帆船、ジャズの生演奏風景などを描き、異国情緒漂う雰囲気を表現した。沼津で一番盛り上がるイベントと感じてもらえるよう意識した」
 -作品づくりで心掛けていることは。
 「自分が欲しいと思えるものを作っている。制作には真摯(しんし)な気持ちで臨んでいる。創作活動のヒントを探すため、海外にもよく出掛ける」
 ー作品の展示は。
 「多くの人に見てもらいたくて、5年前、沼津市内の駿河湾が一望できる場所に『タムタムギャラリー』を建てた。作品の作製体験教室も定期的に開き、いつも和気あいあいとした雰囲気に包まれている」
 ー講演で話すことは。
 「興味があることはとりあえずやってみようと伝えている。あまり常識にとらわれず、やりたいことを押し出していくことで、他人と違った個性や魅力が出てくると思う」
 ◇
 妻と2月に生まれた長女の3人家族。
(静新平成26年6月18日「この人」)
  

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2014年01月10日

土田智さん(つちださとし)(沼津市)

 沼津青年会議所の理事長に就任した
土田智さん(つちださとし)(沼津市)
土田敏

 2008年に入会し、日本青年会議所(JC)東海地区静岡ブロック協議会副会長、沼津JC専務理事などを歴任。沼津市で総合設備業を経営する。37歳。
 ー沼津JCは創立60年。理事長としての抱負は。
 「節目の年に当たり、これまでJCを支えてくれた地域の方々への感謝を忘れず、今後さらに歴史を重ねていく上で、まちの新たな可能性を切り開けるよう、組織、人材の力を一層高めていきたい」
 ーまちづくりに対する考え方は。
 「どんなまちにも良い特性、悪い特性がある。ただ、良い面だけを伸ばすのではなく、悪い部分にも目を向けることが大切。地域のさまざまな特性を見つけ、魅力に変える努力をしていかなければならない」
 ―今後の事業方針は。
 「8月に開催する創立60周年記念式典で、沼津JCとしての今後10年間の長期運動指針を発表する。地域の将来を担う高校生と協働して、まちの魅刀創出やイメージアップを図るプロジェクトにも取り組みたい」

 中国語が得意。ビジネスでも旅行でもよく上海を訪れる。
《靜新平成26年1月10日(金)この人》
  

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2013年12月05日

 森田紀(もりたおさむ)さん(沼津市)

全国菓子博の審査員を務めた
 森田紀(もりたおさむ)さん(沼津市)

 広島市で開かれた4年に1度の菓子の祭典で、全国のメーカーや職人が腕によりをかけた数百点の菓子を審査した。県和菓子協会会長。創業80周年を迎えた沼津市の和菓子店「きせ川光来堂」の会長。73歳。
 ー審査はどうだったか。
 「ぴりぴりした緊張感があり、まるで戦場。大量の審査に不安もあったが、不思議なもので、どんなにたくさん口にした後でも出来の良い菓子はうまい。勉強させてもらった」
 ー菓子業界をどのように見るか。
 「消費者ニーズは大事だが、ニーズに流されては本当の菓子のおいしさや伝統は守れない。例えば、消費者が好む時間がたっても軟らかい菓子を作るには余計な添加物が必要になる。そうしたことを分かってもらうPRが大事だ」
 ー職人として大事にしていきたいことは。
 「大量製造、大量販売ではできない本物の菓子を提供すること。売れればいいというだけでなく、本来あるべき味や食感をしっかり守っていきたい」

 自ら創始した「黄瀬川太鼓」の指導など地域活動にも情熱を注いできた。
《静新平成25年12月5日(木)この人》
  

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2013年11月08日

大嶋健一朗さん(おおしまけんいちろう)(沼津)

「呑み歩いていいともー」実行委員会の委員長を務める
 大嶋健一朗さん(おおしまけんいちろう)(沼津)
ootake
 沼津市中心部の活性化を目指して、はしご酒イベント「呑(の)み歩いていいとも!」を開いた。富士山の世界遺産登録を記念して、市内の飲食店を安価で楽しめる「飲み歩きパスポート」も考案した。会社員。31歳。
 ー活動のきっかけは。
 「沼津市は生まれ育った街。にぎわいが薄れたと言われる地元を盛り上げるために何かしたいと考えた。まずは若い人を呼び込もうと、3年前に友人と街コンを企画した」
 ー飲み歩きパスポートの狙いは。
 「富士山を訪れる県内外の観光客に、沼津の"味"を知ってほしいと思った。ホテルや観光案内所、タクシーなどに置き、気軽に手に取ってもらっている。利用期間を6月下旬から11月末まで長くして、何度も沼津に訪れる人にも楽しんでもらえるよう工夫した」
 ー今後の展望は。
 「仲間とともに、幅広い世代に沼津の魅刀を発信し続けたい。行政や商議所などと協力して、飲食店に限らず、沼津市全体を盛り上げていきたい」

休日に2歳の息子と遊ぶのが楽しみ。
《靜新平成25年11月8日(金)この人》
  

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2013年11月01日

 坪井信邦(つぽいのぶくに)さん(沼津)

古い倉庫を再利用し飲食と物販の複合店舗を開店した
 坪井信邦(つぽいのぶくに)さん(沼津)
tuboi
 インテリア商品の製造販売などを手掛ける「100Percent」(東京)の社長。新しい生活様式を提案しようと沼津市に初の直営店「ミッションベイ」を開店した。河津町の慈眼院副住職でもある。35歳。
 ー店舗に込めた思いは。
 「使用していない古い倉庫を再利用した飲食と物販の複合店舗。県東部の人たちが新しいモノやコトに触れる場にする。日常品でも普段は目にする機会が少ない、生活に違いを生み出す商品をそろえていきたい」
 ー県東部地区の状況をどうみているのか。
 「元気がないというイメージがある。伊豆を中心とした観光地だが、なかなか上向いていかない印象を受ける。首都圏から来た人が新しい何かを感じ、再び訪れたいと感じられるよう店舗も工夫を凝らしたい」
 ー今後の店舗展開は。
 「目的を持たずに来店しても楽しさを感じる場所にしたい。地元作家の作品発表の場にするなど文化発信のプラットホームにすると同時に、人とモノをつなぐハブ的役割を担いたい」

阪神タイガースの大ファン。球場で応援するのが何よりも楽しみという。
《靜新平成25年11月1日(金)「この人」》
  

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2013年09月19日

冨士 重夫 JA全国中央会専務理事

 キーマンに聞く
冨士 重夫 JA全国中央会専務理事
 (ふじ・しげお 沼津市出身。中果大卒。1977年に全国農業協同組合中央会に入会。農政部長、常務理事などを経て2009年から現職。60歳。)
ふじしげお
 各国団体と情報交換を
 ー日本が本格参加したブルネイの環太平洋連携協定(TPP)交渉会合に合わせ先月、現地入りした。
 「米国、カナダ、豪州の農業団体幹部と意見交換できた。米国砂糖連盟は例外なき関税撤廃に反対し、カナダ酪農者連盟は供給管理品目の自由化除外をカナダ
政府と約束していることなどが分かった。輸出国の農業団体は、自国政府にさまざまな要求をしている。彼らが何を考えているのか知ることは重要だ」
 ー政府からの交渉状況に関する説明は。
 「保秘義務があり具体的な交渉状況は明らかにされなかった。しかし、毎日交渉が行われている中で、言える範囲内でリアルタイムな情報収集はできて有益だった。政府は鉱工業製品や知的財産権など攻めるべきは攻め、農業など守るべきものは守ると言っている。今の段階では(攻めと守りの)両方をきちんとやっていると理解している。ただ、業界団体別にもっときめ細かく情報提供を行うべき。農業、漁業、経済界など業界団体ごとに情報提供が必要だ」
 ー懸念はないか。
 「交渉参加に当たって自民党、国会で(聖域5品目を守るなど)決議してもらった。TPPは(例外なき関税撤廃を前提とする)異質な通商交渉。決議を実現できれば、日本が今まで締結してきた経済連携協定(EPA)や自由貿易協定(FTA)と同じレベルになると考える」
 ー年内とされる交渉妥結の見通しをどうみるか。
 「アジア太平洋経済協力会議(APEC)を一つの基準として、年内合意に向けて加速化しているのは間違いない。だが、日本以外にもカナダやメキシコなど、途中から参加した国があり、数カ月で合意形成を含めてできるのか。(関税を取り扱う)市場アクセスでの各国の重要品目や取り扱い、知的財産権の分野で各国の間に溝がある。越年する可能性もある」
 ーJA全中として今後の運動展開は。
 「海外の農業団体との情報交換は大事だ。米国、カナダ、オセアニア、アジア班の四つに分かれ、各国農業団体と情報交換していく方針でいる。9月はカナダ、米国の農業団体と意見交換したい。大学教授や弁護士などにも、TPP参加を懸念する人たちが続々と出てきている。シンポジウム開催を検討する。APECを前に、運動を盛り上げていく」
 ※ 農産品の「聖域5品目」コメ、麦、牛・豚肉、乳製品、サトウキビなど甘味資源作物。自民党が昨年末の衆院選で掲げた公約「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉参加に反対」を踏まえ、農業団体が5品目を関税撤廃対象から除外するよう主張。農畜産業が盛んな米国やニュージーランドなどは、市場開放を求めて交渉は難航しているもよう。日本政府は本交渉とは別に2国間協議を通して、5品目の例外扱いを目指している。
《静新平成25年9月19日(木)迫るTPP》
  

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2013年09月18日

 深瀬智明さん(ふかせちあき)(函南町)

第64代沼津税務署長に就任した
 深瀬智明さん(ふかせちあき)(函南町)
fukase
 1972年の名古屋国税局を振り出しに、熱海税務署副署長、桑名税務署長などを歴任。7月から現職。函南町出身。59歳。
 ー4回目の沼津勤務。署長としての抱負は。
 「沼津は東部地区5税務署の中心署として、他地域のけん引役。適正公平な税務行政の推進に努め、納税者サービス向上や事務効率化を図り、信頼に応える運営を推進する」
 ー税務行政上の課題と重点推進項目は。
 「消費税増税や社会保障・税番号制度の導入など環境が大きく変化する。納税者から信頼を得られる親切で丁寧な税務行政の推進に尽力したい。インターネットを使ったイータックスの普及や定着も進めていく」
 ーこれまでの業務で印象的なことは。
 「広報業務に携わっていた時に小中学校などで租税の意義や役割の話をすると、子どもから質問があり、その感性や創造力の素晴らしさに感動した。正しい税知識の普及は重要で、租税教育にも力を入れたい」
 ◇
「土いじりは無心になれる」。先輩に勧められて始めた家庭菜園で約20種類の野菜を育てる。
《静新平成25年9月18日(水)「この人」》
  
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2013年09月06日

杉山富士子さん(すぎやまふじこ)(沼津市)

沼津商工会議所女性会長に就任した
杉山富士子さん(すぎやまふじこ)(沼津市)
sugiyama
 沼津商議所女性会で広報に携わり、副会長を務めた後、5月に会長に。段ボール製造を手掛けるヌマセンの経理担当取締役。68歳。
 ー会長就任の抱負は。
 「会員は皆、会社の経営に携わる人たち。経営感覚を持ってお互いが同じ目線で楽しむ"交遊"を深める場にしたい。重責を感じるが、生まれ育った沼津のために少しでも貢献したい」
 ー女性会創立20周年記念に向けた意気込みは。
 「ことしは沼津市制90周年でもある節目の年。福島県視察や記念誌発行、記念植樹のほか、来春には記念式典を開く。人や地域とのつながりを深め、次世代につなげる意識を高めたい」
 ー地域活性化には何が必要と考えているのか。
 「元気な地域にするためには商業一辺倒ではいけない。教育や自然環境といった部分のレベルを上げることこそ大事だろう。沼津駅高架も推進し、住みやすい地域にするべきと感じる。地域に拠点を置く企業と行政が連携する必要もある。その橋渡し役を女性会が担えればいいと思っている」
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 万葉集の言葉や心と西洋音楽を融合させた新分野の音楽にひかれている。
《静新平成25年9月6日(金)「この人」》
  

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2013年08月27日

 三須王左武さん(みすおさむ)(沼津市)

ぬまづLOVEフェスタの企画・運営をリードした
 三須王左武さん(みすおさむ)(沼津市)
misu
 沼津市の「キラメッセぬまづ」で6月末に開かれたオープニングイベント「ぬまづLOVEフェスタ」の実行委員会の中心メンバー。企画、運営で手腕を発揮した。45歳。
 ー5万5千人を動員したイベントを振り返って。
 「厳しい経済状況の中で、近年、イベントが減っていた。企業に例えるとリストラが続いているような状態。今回の盛り上がりは、誰もが心から楽しめるイベントを多くの人が待ち望んでいた結果だと思う」
 ー準備で苦労した点は。
 「市と青年経済団体が連携して取り組んだが、準備期間が3カ月足らずと非常に短かった。ただ、市が多くの部分を民間に任せてくれてやりやすかった。今後、官民協働を進化させるための良い事例になった」
 ー来夏は総合コンベンション「プラサヴェルデ」が全面開業する。
 「MICE(集客交流イベントの総称)を誘致する上で、中心部の飲食店街をもっとにぎやかにする必要がある。まず市民が楽しみ、スポークスマンとなって国内外に発信していくべき」
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沼津商工会議所青年部の特任理事を務める。
《静新平成25年8月27日(火)「この人」》
  
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2013年08月22日

 栗田恵市さん(くりたけいいち)(沼津市)

県茶手揉技術競技大会でチームを最優秀賞に導いた
 栗田恵市さん(くりたけいいち)(沼津市)
kurita
 7月初旬に開かれた県茶手揉(てもみ)技術競技大会で頂点に立った沼津茶手揉保存会チーム3人の最年長。県茶手揉保存会の技術指導を長く担当し、後進の育成に努めている。自園自製の茶工場を営む。56歳。
 ー手揉み製茶の魅力は。
 「始めから終わりまで自分の手で触れて作業するので、茶葉の状態を把握しながら製茶できる。繊細な作業で難しいが、上達すれば茶葉の温度や湿度に応じて最適な揉み方ができるようになる。うまく揉んだ茶を入れると、透き通っているのに味わい深い」
 ー技術の伝承の方法は。
 「講習会での指導や認定試験の審査などを通じて技術を伝えている。手揉み製茶は、機械がなかった頃から行われてきた緑茶作りの原点ともいえる。お茶作りに携わる人にとって、必ず役に立つ技術だと思っている」
 ー11月の全国大会に向けての意気込みを。
 「チームワークが良くメンバーそれぞれ技術には自信を持っている。必ず良い結果が出せると信じて頑張りたい」
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人権擁護委員、保護司としても活動している。
《静新平成25年8月22日(木)「この人」》
  

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