2011年02月16日

日向秀二.(ひゅうがしゅうじ)氏(55)

 日弘商会代表取締役社長
 日向秀二.(ひゅうがしゅうじ)氏(55)
 無駄省いた振興策必要
日向秀二.(ひゅうがしゅうじ)氏(55)

 ー鉄鋼業界の現状についてどうみているか。
 「国内は人口減少が続く状況だけに、公共事業や建設関係からの需要は今後も減少するという見方が一般
的だ。ただ、鉄はリサイクルされる上に流行がなく、代替も利かない素材のため、需要がなくなることはない。卸売業としては地元の市場を大事にしながら、関東地方に向けて商圏を広げていくような経済活動も必要だと感じている」
 ー取引量の維持・確保に向けた企業努力は欠かせない。
 「鉄鋼材は重厚長大な商品だけに、設備投資の負担も大きい。例えば一部商品を加工して顧客に卸すなど、付加価値を高めて販売するケースが今後増えていく可能性もある。従来からの取引会社との関係を一層深めていくことで、新たなビジネスチャンスが生まれてくるはずだ」
 ー県東部地域における経済活性化に向けて必要なことは。
 「民間の場合は投資額に見合った成果が必ず求められるが、行政による経済振興策は責任の所在が曖昧になりがち。市民に広く理解されるようなビジョンを明示すると同時に、無駄を省くことが不可欠だ。また、柔軟性のある若手の意見や発想を上手にくみ上げて、実現していくような体制づくりも必要だろう」
 【日弘商会】1957年設立、社員27人。鉄を中心とした一般鋼材の卸売業を手掛けるほか、鋼材の精密切断、鉄板のプラズマ切断などの加工も扱う。沼津市添地町に本社・経理機能を置き、同市足高の足高事務所で主要事業を展開する。
(静新平成23年2月16日「熱き地域人」)


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Posted by パイプ親父 at 16:06│Comments(0)熱き人たち
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