パイプオヤジ

寿太郎みかん新ブランド　初出荷に向け尽力
　大木正巳（おおきまさみ）さん(沼津市)
　「寿太郎みかん」で知られる沼津市西浦の西浦柑橘出荷部会長を務めて12年目。04年登場の「寿太郎プレミアム」に続き、今月末に新ブランド「寿太郎プレミアムゴールド」の初出荷を予定している。「西浦みかん」のブランドカアップで活性化を図る。68歳。
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　ー部会長12年目の抱負を聞かせてください。
　「もう長いので、そろそろ交代できればと思いますが、新ブランド定着に向けて、最後の力を振り絞りたいと思います」
　ー熱意の原動力を教えてください。
　「寿太郎は栽培が難し・く、他の地域ではなかなか定着しない。寿太郎を育てられるのは、発祥の地のここだけという誇りが、私だけでなく地域全体を動かしているのだと思います」
　ー今後の展望をお聞かせください。
　「初夏のハウスミカンから3月末までの幅広い計画出荷とブランド化で、ミカン農家の未来は決して暗くないことを若い生産者に伝えたい」
　◇
　地球温暖化がミカン栽培に与える影響の研究も怠らない。
（静新平成22年3月6日「この人」）