2008年08月06日

斉藤洋氏(さいとうよう)(60)

沼津三菱自動車販売社長
斉藤洋氏(さいとうよう)(60)
「観光地の広域連携を」
斉藤洋氏(さいとうよう)(60)
 ー東部・伊豆地域の活性化には何が必要でしょうか。
 「伊豆の観光は、旅館やホテルに宿泊するだけでなく、登山や釣りなど海や天城山系の自然の能動的な楽しみ方をもっと提案していい。ただ、荷物があるから行楽客は一つの宿泊地を拠点に動かざるを得ないのが現状。例えば、各地の観光協会などが連携して客の荷物を預かり、次の宿泊先に届けることができれば、観光客は荷物を気にせずにアウトドアを満喫できる。観光地同士が広域的なネットワークを作れば、新たな伊豆の楽しみ方が提案でき、『伊豆は一つ』というイメージもできあがると思う」
 ー富士山静岡空港の課題はありますか。
 「以前、ホームステイで訪れた米国人が『山の緑が深い』と伊豆の自然に非常に感激している姿に驚かされた。富士山や伊豆の自然には外国人を感動させる力があり、琴線に触れる部分は地元に住むわれわれとは同じではない。空港を利用して訪れる外国人が注目する場所は、従来の景勝地や観光地以外の何気ない所にあるかもしれない、新たな地域資源を見いだすチャンスととらえ、大いに研究しておく必要がある」
 ー地域づくりへの考えを聞かせてください。
 「十二年間、伊東市の教育委員を務めてきたが、最近の事件の凶悪化、低年齢化に強い危機感がある。人間の素晴らしさに感動し、世の中をたくましく生き抜く忍耐力や努力を学ぶ心の教育を小学校低学年までに充実させたい。次世代の東部・伊豆を担う子どもをわれわれが力を注いで育てなくてはいけない」

メモ【沼津三菱自動車販売】
昭和53年に伊東市に伊豆三菱自動車販売として創業。61年に現所在地に移転し、現社名となる。県東部、伊豆地域で三菱自動車全車種を扱う特約店。沼津市松長。
(静新平成20年8月6日「熱き地域人」)


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Posted by パイプ親父 at 10:31│Comments(0)熱き人たち
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