2015年10月02日

 勧山さんの叙勲祝う 沼津

献眼運動で功績 沼津
 勧山さんの叙勲祝う 視力回復の女性が花束
susuyama

 日本アイバンク運動推進協議会の量局顧問を務める沼津市の真楽寺前住職の勧山弘さん(96)の叙勲受章を祝う会が30日夜、市内で開かれた。
 同協議会や県アイバンクの役員、勧山さんが所属する沼津ライオンズクラブ(LC)をはじめ各地区のLC会員、同寺の信徒ら約260人が集まり、献眼運動の先駆者の功績をあらためてたたえた。
 角膜の提供を受け光を取り戻した函南町出身の渡辺小百合さん(東京)は勧山さんに花束を贈った後、失明を告げられた時の絶望感、視力が回復した時の喜び、献眼者への感謝の気持ちを語った。
 勧山さんは1964年、通夜で故人の眼球摘出手術を目にしたのをきっかけに献眼運動を始め、LCを軸に全国に活動の輪を広めた。今春、半世紀にわたる功績に叙勲が贈られた。勧山さんは謝辞を兼ねた講話で「1人の献眼で失明者2人に光が戻る。こんな素晴らしいことはない」と訴えた。
【静新平成27年10月2日(金)朝刊】
  

Posted by パイプ親父 at 06:15Comments(0)素晴らしい