2013年03月08日

三小5年中村太河君:山崎賞受賞研究

三小5年中村太河君:山崎賞受賞研究

 三小5年生の中村太河君は「三小校区の野鳥と牛臥山公園の野鳥」という題の研究で受賞した。
 「三小校区の野鳥と牛臥山公園の野鳥」
 中村君は今回の研究で、第30回市小・中学生科学研究奨励賞の優秀賞を受賞している。二〇一〇年の夏に始めた継続的な研究で、三小校区内に飛来する鳥を観察し、その種類や数を記録したほか、どのような場所に、どのような鳥が見られるかを分析している。
 すでに次年度以降の研究構想もあり、鳥が集まりやすい場所の条件や、その理由などについて詳しく考察していく予定でいる。
 今回の山崎賞受賞について「山崎賞を目標にしてきたので、受賞できてよかった」と語る中村君が鳥に関する研究を始めるきっかけの一つとなったのは、携帯ゲーム機の存在。
 父親の宏之さんによると、ゲーム機を使って閲覧できる、鳴き声再生可能な鳥類図鑑を購入したところ、中村君が興味を持った。図鑑には、観察した鳥を登録する機能があり、ゲーム感覚で野鳥観察をすることができた。
 現在は、一般的な書籍による他の図鑑にも目を通すようになり、様々な鳥類に詳しくなった。
 また、これまでの研究には、家族によるサポートもあったという。観察対象となる場所には、安全上の理由から、子どもだけで行ってはいけない場所も含まれており、そうした場所での観察には宏之さんや母親の睦さんが同行することもあった。
 中村君の研究開始により、現在は親子三人で日本野鳥の会沼津支部に入り、探鳥会などに参加している。
《沼朝平成25年3月8日(金)号》
  

Posted by パイプ親父 at 05:28Comments(0)