2011年05月13日
戸田中学生
沼津市立戸田中
御浜海岸美化へ長年活動

沼津市立戸田中は20年以上にわたり、"戸田の宝"として親しまれる御浜海岸の清掃を続けてきた。現在は、戸田小児童や園児、地元住民も参加する町の恒例行事「御浜交流」となり、地域をあげた環境美化活動として取り組まれている。
清掃は毎年6月上旬に行い、幼、小、中学生が25人くらいの縦割り班に分かれて約400㍍の海岸の担当区域でごみを拾い集める。3年前からは、地引き網体験を通して背びれに毒があるオコゼの駆除にも取り組み始めた。海開きを前にした海水浴場の整備にもつながっている。
生徒会役員として交流の整備を進める環境リポーターの中島悠希君(3年)、長島和輝君(2年)、吉田菜奈さん(2年)は「中学生が下級生をリードして今まで以上に積極的に取り組みたい」と話す。昨年約70人いた中学生が50人に減り、一人一人の役割は大きい。中島君は「ごみを種類別に分担して集めるなど、作業を効率化したい。児童や園児にも分かりやすく教えよう」と意気込んでいる。
4月下旬、交流の下見として3人が訪れた海岸には、地元の人が捨てたと思われるたばこの吸い殻や瓶の破片、ビニール袋が目立った。長島君は「清掃するだけでなく、海岸がきれいに保てるようにしたい」と、地域への呼び掛けも考えている。
吉田さんは以前から海岸を訪れるたびに「ごみ捨て場所が少ない」と感じていた。海岸は夏に大勢の海水浴客が訪れるだけでなく、住民も気軽に立ち寄る憩いの場。「利用者がごみを片付けやすくするだけでも効果があるはず」と提案した。
海岸に続く松林と富士山、透き通った海を望む美しい御浜をいつまでも残してきたいという3人。「ポイ捨てをしない、気づいた人がごみを拾うなど、いつか御浜交流の清掃が必要ないくらい、小さな心掛けが広がってほしい」と口をそろえた。
(静新平成23年5月13日朝刊)
御浜海岸美化へ長年活動

沼津市立戸田中は20年以上にわたり、"戸田の宝"として親しまれる御浜海岸の清掃を続けてきた。現在は、戸田小児童や園児、地元住民も参加する町の恒例行事「御浜交流」となり、地域をあげた環境美化活動として取り組まれている。
清掃は毎年6月上旬に行い、幼、小、中学生が25人くらいの縦割り班に分かれて約400㍍の海岸の担当区域でごみを拾い集める。3年前からは、地引き網体験を通して背びれに毒があるオコゼの駆除にも取り組み始めた。海開きを前にした海水浴場の整備にもつながっている。
生徒会役員として交流の整備を進める環境リポーターの中島悠希君(3年)、長島和輝君(2年)、吉田菜奈さん(2年)は「中学生が下級生をリードして今まで以上に積極的に取り組みたい」と話す。昨年約70人いた中学生が50人に減り、一人一人の役割は大きい。中島君は「ごみを種類別に分担して集めるなど、作業を効率化したい。児童や園児にも分かりやすく教えよう」と意気込んでいる。
4月下旬、交流の下見として3人が訪れた海岸には、地元の人が捨てたと思われるたばこの吸い殻や瓶の破片、ビニール袋が目立った。長島君は「清掃するだけでなく、海岸がきれいに保てるようにしたい」と、地域への呼び掛けも考えている。
吉田さんは以前から海岸を訪れるたびに「ごみ捨て場所が少ない」と感じていた。海岸は夏に大勢の海水浴客が訪れるだけでなく、住民も気軽に立ち寄る憩いの場。「利用者がごみを片付けやすくするだけでも効果があるはず」と提案した。
海岸に続く松林と富士山、透き通った海を望む美しい御浜をいつまでも残してきたいという3人。「ポイ捨てをしない、気づいた人がごみを拾うなど、いつか御浜交流の清掃が必要ないくらい、小さな心掛けが広がってほしい」と口をそろえた。
(静新平成23年5月13日朝刊)
Posted by パイプ親父 at 12:50│Comments(0)
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