2019年07月25日

辻村岳年さん真梨子さん(沼津市)

ものづくりびと
 県内作家の小さな工房
辻村岳年さん真梨子さん(沼津市)
一泉堂印房

印材アクセサリー伝統とデザインが融合
 柔らかい乳白色、深く凛(りん)とした輝きを放つ黒色ー。古くから印鑑に用いられてきた水牛角の魅力を伝えようと、沼津市市場町の老舗印章店「一泉堂」の4代目辻村岳年さん(40)、真梨子さん(36)夫妻が、装身具ブランド「ISSEN」を立ち上げた。
1921(大正10)年創業の同店は、完全手彫りで印鑑を作ってきた。事務用品である印鑑だが、現代の暮らしの中でより愛着を持てるようにと、ガス灯の形に仕上げるなどデザイン性も重視してきた。そんな中で、生み出されたのが指輪やピアスなどのアクセサリー。岳年さんは「角の先端部分は透き通っていて、印鑑を作っている時に見とれてしまうほど。装身具としてこの美しさを伝えたいと思っていた」ときっかけを語る。
 水牛角の加工は岳年さん、デザインや彫金は、かつて雑貨店で商品企画などを経験し、4年ほど前から「niu・」のブランド名でアクセサリーを作る真梨子さんが担当する。「ISSEN」のこだわりは「大人の女性がさりげなく、長く使えること」。
「女性は年を重ねることで、似合うものが変わってくる。手頃で、経年変化が楽しめるアクセサリーを提案したい」。真梨子さん自身の経験に基づいた思いでもある。
東京都内を中心としたイベントでの対面販売を始めたばかり。岳年さんは「早く静岡の皆さんにも見てもらいたい」と話している。
(文化生活部・鈴木明芽)
つじむら・がくねん、まりこ8月14日から、東京都千代田区の阪急メンズ東京で一部商品を期間限定販売する。その他の情報は、インスタグラム[issendo_est.i921」へ`
【静新令和1年7月25日(木)夕刊「ものづくりひと」】


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Posted by パイプ親父 at 19:27│Comments(0)作家
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