2019年02月07日

尾畠春夫さん

スーパーボランティア尾畠春夫さん
 東京から大分への途中、沼津に一泊
尾畠春夫さん
 スーパーボランティアの異名で知られ、東京都から大分県までの徒歩旅行を続けている尾畠春夫さん(79)が五日、沼津入りし、中沢田の杉山重義さん宅の敷地内で一泊した。
 尾畠さんは、被災地支援のボランティア活動に携わり、昨年は山口県での行方不明男児の発見で全国的な話題となった。今年1月、東京都内の小学校で講演した後、自宅のある大分県まで徒歩で移動している。
 尾畠さんは四日夜に裾野市内で夜を過ごした後、国道二四六号を南下して沼津市内に入り、その後は国道一号を西に進んでいた。裾野市での支援者の紹介により、杉山さん宅に寄ったという。
 五日夜は、杉山さん宅の離れの軒下にテントを張って就寝。翌朝は離れで朝食を取った後、リヤカーを引いて西へと向かった。
 杉山さん宅での滞在時、近隣の住民や家族の知人などが相次いで訪れ、尾畠さんに差し入れの品を届けたり、記念撮影を頼んだりしていた。尾畠さんは「来る者は拒まず」がモットーで、撮影依頼に気軽に応じるだけでなく、撮影時のポーズの取り方などでサービス精神を大いに発揮していた。
 これまでの旅の感想として、尾畠さんは「テントから出たら、人がたくさん並んでいたことがあった。なぜ、これほど情報が行き渡っているのかと思った。おでえ(怖い)話だ」と大分弁を交えて話した。
 「スーパーボランティア」という異名については、「私はスーパーでもコンビニでない。ただの老人です」と話し、その場にいた人を笑わせた。
 尾畠さんは、出発の前に杉山さんの家族に宛てて色紙に揮毫し、「朝は必ず来る七転び八起き継続は力なり人を大きく己を小さく」と記した。
【沼朝平成31年2月7日(木)号】

  

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2019年02月07日

塩見明生医師



導入が急速に進むロボット手術で全国の医師を指導する
塩見(しおみ)明生(あきお)さん(長泉町)
塩見明生医師
 1年に約550件と大腸がん外科手術が全国トップレベルの静岡がんセンターで、困難症例の執刀に励みつつ、人材育成にも注力する。ロボット手術では全国に15人いる直腸領域の熟練指導医の一人として、各地に出向く。大腸外科部長。京都府出身。43歳。
 ー大腸外科を志した理由は。
 「外科医の技量が治療成績に直結する点に引かれた。性機能や排せつという、人間の尊厳に関わる重要な臓器に近い直腸を手術する責任は重いが、やりがいがある」
 ーがんセンターの手術実施件数が多い理田は。
 「開院当初から新技術の導入に前向きで、腹腔(ふくくう)鏡やロボット手術を全国に先駆けて実施している。一例一例真剣に取り組み、反省や分析を日々繰り返した結果が成果につながっている」
 ー手術への思いを。
 「肛門を温存したい人への難しい手術も、僕らのような専門病院でこそやるべき。手術室から大きな富士山が見えるので、手術前に見て気持ちを集中させる」
 ー意気込みを。
 「新しい技術を積極的に取り入れながら、治療成績向上を常に目指す。後輩の指導も大切な仕事。自分たちの技術を高め、地域で貢献できる人を育てたい」

元旦に行われた長泉町の駅伝に小学4年の息子らと参加した。
(東部総局・大岩宝子)
【静新平成31年2月7日(木)「この人」】

この人
  

Posted by パイプ親父 at 06:17Comments(0)熱き人たち