2015年05月12日
杉村進さん(すぎむらすすむ)〈沼津市)
海辺の花の復活を目指す
杉村進さん(すぎむらすすむ)〈沼津市)

沼津市小諏訪の千本浜海岸で4月から6月にかけて咲くハマエンドウとハマヒルガオ。ごみの不法投棄などで一時期、数が減っていたが、「ハマヒルガオを育てる会」の会長として復活に努めている。64歳。
ー会発足のきっかけは。
「4年前に福祉施設などで手笛を披露する慰問を始めた。その際に歌詞の中にハマヒルガオが出てきた昔の流行歌が話題になった。地元の浜でも咲いていたのを思い出し、復活させようと育てる会をつくった」
ー活動内容は。
「ほぼ毎日一人で海岸のごみを拾い集めている。空き缶やペットボトルなどの不法投棄や流木などの漂着物が、花の生育の妨げになっている。現在では群生範囲も広がり、開花時期には辺り一面、紫やピンク色の花で覆われる」
ー海辺の花への思いを。
「これだけの群生は全国でも珍しいと思う。桜が終わった時期に、ハマエンドウが咲き始め、続いてハマヒルガオが花を咲かす。富士山と共に色鮮やかな花が楽しめるので、地元の新たな観光資源として活用できるように、まずは多くの人に知ってもらうようにしたい」
ー今後の目標は。
「近隣住民や地引き網の網元も保護に協刀してくれる。いずれは『ぬまづの宝100選』に選ばれたい」
◇
海岸清掃には愛犬の「くま」がいつも一緒に付いてくる。
(平成27年5月12日朝刊「この人」)
杉村進さん(すぎむらすすむ)〈沼津市)

沼津市小諏訪の千本浜海岸で4月から6月にかけて咲くハマエンドウとハマヒルガオ。ごみの不法投棄などで一時期、数が減っていたが、「ハマヒルガオを育てる会」の会長として復活に努めている。64歳。
ー会発足のきっかけは。
「4年前に福祉施設などで手笛を披露する慰問を始めた。その際に歌詞の中にハマヒルガオが出てきた昔の流行歌が話題になった。地元の浜でも咲いていたのを思い出し、復活させようと育てる会をつくった」
ー活動内容は。
「ほぼ毎日一人で海岸のごみを拾い集めている。空き缶やペットボトルなどの不法投棄や流木などの漂着物が、花の生育の妨げになっている。現在では群生範囲も広がり、開花時期には辺り一面、紫やピンク色の花で覆われる」
ー海辺の花への思いを。
「これだけの群生は全国でも珍しいと思う。桜が終わった時期に、ハマエンドウが咲き始め、続いてハマヒルガオが花を咲かす。富士山と共に色鮮やかな花が楽しめるので、地元の新たな観光資源として活用できるように、まずは多くの人に知ってもらうようにしたい」
ー今後の目標は。
「近隣住民や地引き網の網元も保護に協刀してくれる。いずれは『ぬまづの宝100選』に選ばれたい」
◇
海岸清掃には愛犬の「くま」がいつも一緒に付いてくる。
(平成27年5月12日朝刊「この人」)