2013年09月11日
大嶽正泰さん(おおたけしょうたい)(沼津市)
100回目を数えた「じぞう寄席」を開いている三明寺の住職
大嶽正泰さん(おおたけしょうたい)(沼津市)

沼津市大岡の三明寺は2002年、500年以上の歴史を持つ同市本郷町の光明院を移転した寺院で、寺名も改めた。じぞう寄席が始まったのは1989年。当初から寄席を運営する組織の役員として名を連ねる。旧富士川町出身。67歳。
ー寄席を始めた理由は。
「寺から笑いを届けたいという思いから同志が集まり企画した。光明院の本尊で、沼津市の有形文化財の酒糟地蔵尊から『じぞう寄席』と命名した」
ー24年間の思い出は。
「45回ごろまでは真打ちになる前の二つ目を中心に呼んでいた。若い人に落語をする場を提供しようという気持ちからだった。今では真打ちになりテレビ番組などで活躍している姿を見ると、自分のことのようにうれしくなる」
ーこれからの活動は。
「寺の本堂のように狭い空間でやる落語は、話し手と観客の一体感が楽しめる本来の落語の姿だと思う。春夏秋冬年4回の寄席を毎回楽しみにしてる地域住民、落語ファンのためにも末永く続けていきたい」
◇
カンボジアで小学校設立や教材提供などのボランティア活動も行う。
《静新平成25年9月11日(水)「この人」》
大嶽正泰さん(おおたけしょうたい)(沼津市)

沼津市大岡の三明寺は2002年、500年以上の歴史を持つ同市本郷町の光明院を移転した寺院で、寺名も改めた。じぞう寄席が始まったのは1989年。当初から寄席を運営する組織の役員として名を連ねる。旧富士川町出身。67歳。
ー寄席を始めた理由は。
「寺から笑いを届けたいという思いから同志が集まり企画した。光明院の本尊で、沼津市の有形文化財の酒糟地蔵尊から『じぞう寄席』と命名した」
ー24年間の思い出は。
「45回ごろまでは真打ちになる前の二つ目を中心に呼んでいた。若い人に落語をする場を提供しようという気持ちからだった。今では真打ちになりテレビ番組などで活躍している姿を見ると、自分のことのようにうれしくなる」
ーこれからの活動は。
「寺の本堂のように狭い空間でやる落語は、話し手と観客の一体感が楽しめる本来の落語の姿だと思う。春夏秋冬年4回の寄席を毎回楽しみにしてる地域住民、落語ファンのためにも末永く続けていきたい」
◇
カンボジアで小学校設立や教材提供などのボランティア活動も行う。
《静新平成25年9月11日(水)「この人」》
2013年09月11日
後藤信昭(ごとう のぶあき)氏(63)
沼津市立病院長
後藤信昭(ごとう のぶあき)氏(63)
救急医療体制を強化

ー地域の中核病院としての役割をどう捉えているのか。
「急性期医療を担う中核病院として、救急医療と専門診療を柱にした医療に取り組
んでいる。中でも3次救急救命センターとしての役割は大きい。4月には心臓血管外科を新設し、さらに充実した急性期病院を目指している。心臓血管外科の緊急手術に対応するには専門の麻酔医の確保や手術に対応できる看護師の育成などが必要になる。慌てずに数年かけて体制を整える」
ー救急医療の現状と課題は。
「救急の堅持は重要な役目。市立病院の規模では専門医も救急に携わらなければならない。現在は首都圏から非常勤医師を確保して維持している状態。県東部地区は実際に救急を支える医師が不足している。地域全体で救急に関わる医師を増やして、救急に対応する力を充実したいと考えている。安心して子どもを産める周産期医療の充実も大きな使命だ」
ーどのような病院を目指すのか。
「職員全員が病院を支える気概を持ち、市立病院で働くことに誇りを持てる職場にする。そのためにはコミュニケーションが大事だろう。職員間や患者との意思疎通を図っていく。それが病院の魅力向上にもつながる。安定経営の下で良質な医療を提供するための改革プランも経常収支比率のた期黒黒字化を早期に達成したい。高齢化の進展に伴い、お年寄り特有の疾病に対応できるよう医師の充実も進めたい」
【沼津市立病院】1928年に設立した県東部の中核病院。医師定数は88、一般病床数は500。駿東田方保健医療圏で公立唯一の急性期病院として、救命救急センターや地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、がん診療連携拠点などを担う。臨床研修病院として若手育成にも取り組む。沼津市東椎路550。
《静新平成25年9月11日(水)「熱き地域人」》
後藤信昭(ごとう のぶあき)氏(63)
救急医療体制を強化

ー地域の中核病院としての役割をどう捉えているのか。
「急性期医療を担う中核病院として、救急医療と専門診療を柱にした医療に取り組
んでいる。中でも3次救急救命センターとしての役割は大きい。4月には心臓血管外科を新設し、さらに充実した急性期病院を目指している。心臓血管外科の緊急手術に対応するには専門の麻酔医の確保や手術に対応できる看護師の育成などが必要になる。慌てずに数年かけて体制を整える」
ー救急医療の現状と課題は。
「救急の堅持は重要な役目。市立病院の規模では専門医も救急に携わらなければならない。現在は首都圏から非常勤医師を確保して維持している状態。県東部地区は実際に救急を支える医師が不足している。地域全体で救急に関わる医師を増やして、救急に対応する力を充実したいと考えている。安心して子どもを産める周産期医療の充実も大きな使命だ」
ーどのような病院を目指すのか。
「職員全員が病院を支える気概を持ち、市立病院で働くことに誇りを持てる職場にする。そのためにはコミュニケーションが大事だろう。職員間や患者との意思疎通を図っていく。それが病院の魅力向上にもつながる。安定経営の下で良質な医療を提供するための改革プランも経常収支比率のた期黒黒字化を早期に達成したい。高齢化の進展に伴い、お年寄り特有の疾病に対応できるよう医師の充実も進めたい」
【沼津市立病院】1928年に設立した県東部の中核病院。医師定数は88、一般病床数は500。駿東田方保健医療圏で公立唯一の急性期病院として、救命救急センターや地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、がん診療連携拠点などを担う。臨床研修病院として若手育成にも取り組む。沼津市東椎路550。
《静新平成25年9月11日(水)「熱き地域人」》