2010年02月26日

県弁護士会長に伊東氏

 県弁護士会長に伊東氏
県弁護士会長に伊東氏
 県弁護士会は24日、静岡市葵区で臨時総会を開き、次期会長に伊東哲夫氏(62)=沼津市=を決めた。4月1日付で就任する。任期は1年。
 伊東氏は中央大法学部卒。1982年に弁護士登録し、県弁護士会で2003年、副会長を務めた。
 総会後の会見で伊東氏は「裁判員制度が始まり、裁判員に訴えかける訴訟活動の工夫が必要だと思う。裁判員裁判対策の研修の充実など、弁護士会としてのサポートの充実を図りたい」と抱負を述べた。
 次期副会長には杉田直樹(静岡支部)、幸山秀明(同)、安間龍彦(浜松支部)、白井正人(沼津支部)の4氏を決めた。
(静新平成22年2月25日朝刊)



 県弁護士会の次期会長
 伊東哲夫(いとう・てつお)さん
県弁護士会長に伊東氏 市民が司法に参画する裁判員制度の施行(2009年5月21日)から間もなく1年。3月には否認事件の公判も予定され、制度の真価が問われる中、県弁護士会の"司令塔"を担う。「司法制度改革をどのように定着させるかの岐路に立っている。弁護士に対する研修制度を充実させたい」と決意を見せる。
 弁護士を目指したのは73年度の県弁護士会会長で同じ弁護士の父清重氏の影響だ。「自分のペースで仕事をする父の姿を見て、弁護士になろうと決意した」と振り返る。
 79年に司法試験に合格し、82年に弁護士登録した。「勝つべき事件は負けてはいけない、負けるべき事件は勝ってはいけない」という父親の教えを胸に、民事訴訟を中心に弁護士活動をしてきた。
 02年4月には破産した静岡商工資金協同組合の破産管財人に就任し、債権者との間に立って処理に奔走した。現在は沼津市人権擁護委員、日本司法支援センター(法テラス)静岡地方事務所沼津支部長なども務める。
 会長就任で取り組むべき課題に「裁判員裁判対策の充実」を挙げた。これまでの裁判員裁判について「裁判員に対するアピールが検察官に比べて不足していると思う」と懸念を示し、若手弁護士の裁判員裁判研修の義務化を図る考えだ。
 趣味はゴルフ、旅行、スポーツ観戦。特に高校野球は毎年欠かさず甲子園を訪れるほどのファン。沼津市出身。62歳。
(静新平成22年2月26日(金)「時の人」)


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Posted by パイプ親父 at 16:13│Comments(0)人事
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