2010年02月03日

マキヤ社長 川原崎康雄(かわらさきやすお)氏(55)

マキヤ社長 川原崎康雄(かわらさきやすお)氏(55)
 安心、安価で地域貢献

マキヤ社長 川原崎康雄(かわらさきやすお)氏(55)
 ー消費者に最も近い小売業の観点から、経済環境をどうみますか。
 「金融不況に端を発した今回の不況の小売業への影響は、製造業より2~3カ月遅れて表れている。エコカー特需や新興国への輸出増で、県内の自動車関連企業は下げ止まっているようだが、『雇用と所得』の影響を直接受ける消費の動向は非常に厳しい。失業率は統計では5・6%となっているが潜在失業者も含めれば15%に達する状態という。今後の小売業、消費を取り巻く環境は一過性のものではない」
 ーこうした中、どう地域に貢献しますか。
 「地域のお客さまを取り巻く所得縮小の環境は、非常に厳しく不安でもある。食品から生活雑貨まで生活必需品を扱うわたしどもは、地域の消費者の生活インフラとして、今まで以上に安心かつ低価格で、高品質・高鮮度の商品を提供していく使命がある。そのためには、単に仕入れ原価を抑えるだけではなく、店内作業も含めた流通全工程で作業の生産性・効率性の見直しを急がなければならない」
 ー静岡空港を活用した地域活性策に何か提案はありますか。
 「空港利用の観光業は、県の主要産業の一つに育成できる可能性があると思う。県には富士山や自然のほか魚介類、お茶などの健康食材もある。中国をはじめとするアジアからの観光、それに伴う県内経済の活性化に期待する。海外から県内観光に訪れた方々に、『県内クーポン』などを小売業、観光業が相乗りで発行してもいいのでは」
 【マキヤ】県東部を中心に、総合ディスカウントの「エスポット」、食品スーパー「ポテト」、業務用食料品販売店「業務スーパー」などを計70店舗展開する。2009年3月期の連結売上高は642億1700万円。本社は富士市大淵。
(静新平成22年2月3日「熱き地域人」)



Posted by パイプ親父 at 14:49│Comments(0)
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