2010年12月15日
木戸英寿沼津商議所専務理事
沼津商工会議所専務理事
木戸英寿(きどえいじゅ)氏(62)
的確情報で会員支援

ー東部コンベンションセンターが2014年に開業する。
「中心部の都市機能の充実や新たなまちづくりという視点で見た場合、ここ数年は100年に1度の好機といえる。JR沼津駅高架化へつなげていく。ただし、ハードに頼るだけではいけない。例えば中心商店街でいうなら、商業者、住民などが一体となり街の魅力づくりに取り組む必要がある。各種のソフト事業を通しても、商議所として存在感を示していきたい」
ー商議所の会員事業所数は全国的に減少傾向だ。
「残念ながら、沼津でも休廃業や退会が増えている。一般に企業がまず経費削減の対象とするのは交際費、交通費、研修費の3Kといわれる。これらは商議所の得意分野でもある。事業所単独で実施が難しくなっている今こそ、商議所が力量を発揮すべき時。ビジネスマッチングや各種セミナー、マル経資金などの情報を的確に届け、会員企業を支援していく」
ー経済界には行政の広域化を求める声が多い。
「三島で生まれ育った身ながら、39年前に沼津市に就職した。そう遠くないうちに三島も沼津も一つになると考えていたからだ。いま、東部を見た時、生活圏や経済圏は広がったのに行政圏だけが昔のままのように映る。行政の枠を考えようというのは自然な流れだ」
【沼津商工会議所】沼津市を中心に約4100の事業所が加盟。経営相談などのほか、技能マイスターの顕彰、特色ある沼津産食品を認定する沼津ブランド事業などを展開する。同市御幸町。2013年度中に新会館が完成予定。
(静新平成22年12月15日「熱き地域人」)
木戸英寿(きどえいじゅ)氏(62)
的確情報で会員支援

ー東部コンベンションセンターが2014年に開業する。
「中心部の都市機能の充実や新たなまちづくりという視点で見た場合、ここ数年は100年に1度の好機といえる。JR沼津駅高架化へつなげていく。ただし、ハードに頼るだけではいけない。例えば中心商店街でいうなら、商業者、住民などが一体となり街の魅力づくりに取り組む必要がある。各種のソフト事業を通しても、商議所として存在感を示していきたい」
ー商議所の会員事業所数は全国的に減少傾向だ。
「残念ながら、沼津でも休廃業や退会が増えている。一般に企業がまず経費削減の対象とするのは交際費、交通費、研修費の3Kといわれる。これらは商議所の得意分野でもある。事業所単独で実施が難しくなっている今こそ、商議所が力量を発揮すべき時。ビジネスマッチングや各種セミナー、マル経資金などの情報を的確に届け、会員企業を支援していく」
ー経済界には行政の広域化を求める声が多い。
「三島で生まれ育った身ながら、39年前に沼津市に就職した。そう遠くないうちに三島も沼津も一つになると考えていたからだ。いま、東部を見た時、生活圏や経済圏は広がったのに行政圏だけが昔のままのように映る。行政の枠を考えようというのは自然な流れだ」
【沼津商工会議所】沼津市を中心に約4100の事業所が加盟。経営相談などのほか、技能マイスターの顕彰、特色ある沼津産食品を認定する沼津ブランド事業などを展開する。同市御幸町。2013年度中に新会館が完成予定。
(静新平成22年12月15日「熱き地域人」)
2010年12月15日
市川厚会頭
沼津商工会議所会頭に就任
市川厚(いちかわあつし)さん(沼津市)

副会頭を2期6年務め、11月に会頭に就任した。石川建材工業相談役。沼津市出身、76歳。
ー新執行部が始動して1カ月が過ぎた。
「衆知を集め、前例のないことをやる決意。市民が商工会議所に求めるものと現状の差を把握し、会員はもとより広く市民の期待を背負い、行動する団体に成長したい。地域発展という共通目的の下、ほかの経済団体との連携も強めたい」
ー中心市街地の活性化を重点項目の一つに掲げている。
「現況は厳しい。だが、好機はある。例えば、2014年開業の東部コンベンションセンターは新たな人の流れを生み、街を育てる契機になる。前向きな発想で、変化を味方につけたい」
ー広域で取り組むべき課題も少なくない。
「東部一円で物事を考えることが大事だ。観光誘致や都市づくりでも近隣経済界との協力・連携態勢を大切にする。住民の生活圏、事業所の営業圏、さらに地域の一体性を考えれば、行き着くところは合併だろう」
◇
趣味はジャンルを問わない読書とゴルフ。
(静新平成22年12月15日「この人」)
市川厚(いちかわあつし)さん(沼津市)

副会頭を2期6年務め、11月に会頭に就任した。石川建材工業相談役。沼津市出身、76歳。
ー新執行部が始動して1カ月が過ぎた。
「衆知を集め、前例のないことをやる決意。市民が商工会議所に求めるものと現状の差を把握し、会員はもとより広く市民の期待を背負い、行動する団体に成長したい。地域発展という共通目的の下、ほかの経済団体との連携も強めたい」
ー中心市街地の活性化を重点項目の一つに掲げている。
「現況は厳しい。だが、好機はある。例えば、2014年開業の東部コンベンションセンターは新たな人の流れを生み、街を育てる契機になる。前向きな発想で、変化を味方につけたい」
ー広域で取り組むべき課題も少なくない。
「東部一円で物事を考えることが大事だ。観光誘致や都市づくりでも近隣経済界との協力・連携態勢を大切にする。住民の生活圏、事業所の営業圏、さらに地域の一体性を考えれば、行き着くところは合併だろう」
◇
趣味はジャンルを問わない読書とゴルフ。
(静新平成22年12月15日「この人」)