2010年07月21日

加藤和彦(かとうかずひこ)氏

 コーゲツ社長
 加藤和彦(かとうかずひこ)氏(40)
 地産地消通じ信頼築く

加藤和彦(かとうかずひこ)氏 ー給食用食材流通の現況は。
 「低価格競争が続いている。高品質で低価格な製品の供給に努めるのは当然で、食材の配合や産地を変えながらお客さまのニーズに対応するが、同時に価格面の競争の限界も感じている。安心の食材を届けるのが第一。お客さまとの信頼のパイプを確保しながら持続的な経営をしていくには、価格以外の価値を提供する必要がある。その一つが地産地消だ」 ー昨年試みた西浦産の冷凍ミカンは好評と聞いている。
 「昨年は10万食を完売した。今期は年内だけで20万食の予約があり、25万食まで伸ばしたい。ほかに地産地消では、県産米を使ったムースを食材メーカーと共同で開発した。食育の意味も込めて学校給食向けに販売していく。地元産食材は配送コストや運送に要する二酸化炭素を削減することにもつながるという点でエコ商品といえる。挑戦を続けたい」
 ー県東部の活性化には何が必要と思うか。
 「沼津育ちなので沼津を中心に考えるが、街の特色が薄れていくように思う。ただ、僕らの世代が寂しがってばかりいてはいけない。にぎわい、誰もが訪れたくなる街が理想。若者がアイデアを持ち寄り自由に議論できるような場と、見識豊かでコーディネートカにたけた人が街にほしい」
 【コーゲツ】1963年、「港月食品」として沼津市下河原で創業。学校給食用物資の卸をはじめ、事業所、仕出し店、医療・福祉施設などに食材を供給する。89年から現社名。2005年ISO14001取得。本社は沼津市大諏訪。
(静新平成22年7月21日「熱き地域人」)


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Posted by パイプ親父 at 13:42│Comments(0)熱き人たち
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