2008年11月08日

新沼津市長:栗原裕康氏

「新沼津市長・栗原裕康氏に聞く」
 合併見据え駅周辺整備
新沼津市長:栗原裕康氏 三期十二年を務めた現職の後を受け、十日に沼津市長に就任する栗原裕康氏(五九)。初登庁を前に、市政の課題に対する基本姿勢などを聞いた。
 ー鉄道高架を含む駅周辺の総合整備、活性化にどう取り組みますか。
 「鉄道高架はあくまで手段で、目的は広域合併を見据え、中核市、政令市にふさわしい玄関口を整えること。沼津駅は単に二十一万都市の玄関ではない。駅周辺の整備については、中心街に定住人口を増やすという視点も必要だ。そうすれば、元気のない商店街も変わってくる。(再開発ビルの)イーラdeは誘客に成功していない。理由を検証すべきと考えている」
 ー鉄道高架に関連し、取得が進んでいない新貨物駅用地の土地収用調査をどう考えますか。
 「地権者の中にある反対の声は承知している。まずは年内にも直接話し合い、基本的には説得したい。ただ、土地収用は法律で許されていること。どうしても説得が難しいと判断すれば、決断を迫られることになるだろう。そういう手段はできるだけ避けたい」
 ー合併に関する考えは。
 「まずは三島市と手を結べるかどうかがポイントになる。これも年内には話し合いを始め、三島の基本的な考えをよく聞きたい。譲歩できるところは譲歩し、実を取ることが重要だ。名前を三島にするという考え方があってもいい。しかし、いつまでもだらだらやってはいられない。ある程度で見切りを付けるべきだとは思っている」
 ー三島には、鉄道高架事業への支出などを理由に沼津の財政を不安視する声もあります。
 「来年から自治体の会計基準は企業会計に準じる。実際にバランスシートを比べれば、双方の財政状況に大差はないと分かると思う。一方で、大きな余裕がないことも確か。例えば今沢海岸にある防衛省の訓練施設に自衛隊の訓練を誘致し、交付金を受けるなどといった、市税以外の財源確保の可能性も積極的に検討していきたい」
 ーほかに力を入れたい施策はありますか。
 「専門家の意見も入れて、環境対策として市民が誰でも取り組めるエコ活動のメニューを考え、広めたい。盛り上がれば市民の誇りにつながる。スポーツ振興も大事にしたいテーマ。整備が予定されている新キラメッセはスポーツ対応の施設として整えたい」
(静新平成20年11月8日(土)朝刊)


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Posted by パイプ親父 at 10:43│Comments(0)人物紹介
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