2008年09月17日
大嶽正泰氏
三明寺住職 大嶽正泰氏(おおたけしょうたい)(62)
空港開港は誘客の好機
ー文化振興についての考えをお聞かせください。
「『笑い』が大切。笑いは救いでもある。笑うことで自分も家族も、そして地域にも『和み』が生まれる。『寺から笑いを』との思いから、平成元年から年に四回、『じぞう寄席』を開いている。すでに八十回を超えた。若手芸人による昨今の人を小ばかにした軽薄な笑いではなく、古典落語の深みのある笑いを通じ、寺が一つの癒やし空間になればと考えている」
ー観光施策について思うことはありますか。
「他地域から人を呼び込もうという気概が、沼津には足りないように感じる。沼津は伊豆への玄関口だが、素通りする観光客は多い。さらに伊豆縦貫道が開通すれば、素通りすらされなくなるのではと危惧(きぐ)している。浜松のような『やらまいか精神』で誘客に取り組む必要がある」
ー来年三月の静岡空港開港をチャンスと見ますか。
「静岡空港は、県外の日本人を誘客するための空港というよりも、海外からの観光客を呼び込むための手段としてとらえるべきだ。何といっても県内には富士山がある。韓国や中国、台湾などのアジアを中心に観光需要は絶対にあるはず。県東部・伊豆地域は食の宝庫で温泉も多く、東京へのアクセスも良い。空港開港を地域活性化に結びつけない手はない」
【三明寺】曹洞宗の寺院で、二〇〇二年の移転とともに寺名を光明院から三明寺に改称。檀家(だんか)数は約三百。本尊は沼津市有形文化財の「酒糟地蔵菩薩」。同市大岡。
(静新平成20年9月17日「熱き地域人」)
空港開港は誘客の好機
ー文化振興についての考えをお聞かせください。
「『笑い』が大切。笑いは救いでもある。笑うことで自分も家族も、そして地域にも『和み』が生まれる。『寺から笑いを』との思いから、平成元年から年に四回、『じぞう寄席』を開いている。すでに八十回を超えた。若手芸人による昨今の人を小ばかにした軽薄な笑いではなく、古典落語の深みのある笑いを通じ、寺が一つの癒やし空間になればと考えている」
ー観光施策について思うことはありますか。
「他地域から人を呼び込もうという気概が、沼津には足りないように感じる。沼津は伊豆への玄関口だが、素通りする観光客は多い。さらに伊豆縦貫道が開通すれば、素通りすらされなくなるのではと危惧(きぐ)している。浜松のような『やらまいか精神』で誘客に取り組む必要がある」
ー来年三月の静岡空港開港をチャンスと見ますか。
「静岡空港は、県外の日本人を誘客するための空港というよりも、海外からの観光客を呼び込むための手段としてとらえるべきだ。何といっても県内には富士山がある。韓国や中国、台湾などのアジアを中心に観光需要は絶対にあるはず。県東部・伊豆地域は食の宝庫で温泉も多く、東京へのアクセスも良い。空港開港を地域活性化に結びつけない手はない」
【三明寺】曹洞宗の寺院で、二〇〇二年の移転とともに寺名を光明院から三明寺に改称。檀家(だんか)数は約三百。本尊は沼津市有形文化財の「酒糟地蔵菩薩」。同市大岡。
(静新平成20年9月17日「熱き地域人」)
Posted by パイプ親父 at 15:02│Comments(0)
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